20180704・283号『黒船来襲』を告げる3冊ーその2

平成30年7月4日 Street&Book Smart283号

【『黒船来襲』を告げる3冊ーその2】

    合田啓作(ごうだけいさく)             
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<配信開始から735日以上に渡って継続中の

Street & Book Smart Highlight(ハイライト)>

1『黒船来襲』を告げる3冊ーその2

2『プラットフォームの経済学』

アンドリュー・マカフィー

エリック・ブルニョルフソン

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3【技術と人間の分業】という黒船

今回のメルマガは上記のような構成です。
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1 『黒船来襲』を告げる3冊ーその1

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■近くで『黒船』が迫り来る音、聞こえますか?
 
 
 

■過去を振り返っても、

『黒船』は大きな音を立ててやってくるのではなく、

ひっそりとやってきましたね。
 
 
 

■そして、いつの間にか日常風景の一部になり、

以前からそこにあったように溶け込んでいく。
 
 
 

■例えば、

携帯電話やスマートフォン。
 
 
 

■私(合田)が大学1年の頃、

本格的に携帯電話が普及し始め、

私(合田)が大学院の頃、

スマホの初期モデルが静かに広がり始めていました。
 
 
 

■例えば、デジタルカメラしかり。

オンラインでの音楽購入しかり。

Amazonでの買い物しかり。
 
 
 

■恐ろしいのは、

こうした『黒船』の陰で、

ひっそりと色々な商売が終わっていくこと。
 
 
 

■私(合田)が高校生の頃、

街はCDショップで溢れていました。

タワーレコード、HMV、バージン・レコード、トラックスなど。

例えば1998年の年間CD売上枚数は、

過去最高の4億5717万枚!!!
 
 
 

■静かにオンライン音楽販売という『黒船』が到来したことで、

HMVがなくなり、バージン・レコードが閉鎖され、米・タワーレコードが倒産。

例えば2016年の年間CD売上枚数は、

1億652万枚。。。
 
 
 

■1/4へと減少。

劇的ですよね。
 
 
 

■『黒船』を恐れるのか、

それともワクワクするのか。
 
 
 

■それは、

私(合田)やみなさんのポジション、

見ている景色、そしてやりたい方向性次第。
 
 
 

■『黒船』の襲来に気づき、

プレイヤーとして参加するために

ぜひともこの3冊だけは頼む!!!

是が非でもオススメしたい!!!

という3冊を

3回に渡って勝手にご紹介します(笑)
 
 
 

■今回はその第2弾です!
 
 
 

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2『プラットフォームの経済学』

アンドリュー・マカフィー

エリック・ブルニョルフソン

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■【なぜこの本を選んだのか?】

▲オンライン営業コミュニティで、

『仕組みと組織づくり』がテーマになっているから

▲『仕組みと組織づくり』を実行する上で、

「プラットフォーム」への洞察と理解は絶対に外せないから
 
 
 

■【オススメしたい人】

▲仮想通貨に興味がある人

▲人間とシステムの協働に興味がある人

▲投資に興味がある人

▲技術に興味がある人
 
 
 

■【この本を行動に移すと得られる効果】

▲「プラットフォーム」を作る実践的ポイントがわかる

▲「プラットフォーム」に向かない市場の特性がわかる

▲技術と人間の分業ポイントがわかる
 
 
 

■早速、一部引用しますね。
 
 
 

――ここから――――――――――
 
 
 

□「超能力者は別として、

私たちから読者への基本的なアドバイスは、

予測にあまり頼らないほうが良い、

ということになる」
 
 
 

□「賢い企業はすでにこのことに気づいており、

長期予想、長期計画、大胆な賭けから、

短期予測とその修正、実験、試行へと

軸足を移している」
 
 
 

□「伝説的な計算機科学者アラン・ケイは、

『未来を予測する最善の方法は未来を創ることだ』

という言葉を残した」
 
 
 

□「ある宿泊施設の説明を

『駐車場あり』から『無料駐車場あり』

にしただけで、

コンバージョンレートが2%上がった。

その説明はページのわかりにくいところにあって、

よほど注意深い人でないと見落としそうなのに」
 
 
 

□「日本の野菜農家の例を紹介しよう。

自動車産業でエンジニアをしていた小池誠は、

2015年に仕事を辞め両親の営む

きゅうり農家の手伝いをするようになって、

機械学習を活用する余地がたくさんあることに気づく。

そして手始めに、きゅうりの選別作業に着目した。」
 
 
 

□「小池はアルファ碁のパターン認識能力に感銘を受け、

またGoogleが2016年11月から提供している

オープンソースの機械学習ライブラリTensorFlowに

興味を惹かれた。

TensorFlowを使えば、きゅうりの選別作業を自動化できるのではないか、

と考えたのである」
 
 
 

□「さほど高価ではない市販のカメラ、

コンピュータ、コントローラを使って、

選別から箱詰めまでを自動で行う装置を作り上げたのである。

1号機ですでに70%の精度を達成したという。

高解像度の画像を使い、

クラウドベースの高度な機械学習ソフトを搭載すれば、

精度が上がることは確実だ」
 
 
 

□「コンピュータは、

顔の表情や声の調子から人間の感情を読み取ることは

かなりうまくできるようになってきた。

だが、コーチの仕事にはもっともっと多くが求められる。

人間の感情や社会的衝動とうまく付き合いながら

仕事を進める能力は人間ならではのものであり、

この状況はかなり先まで変わらないだろうと

私たちは考えている」
 
 
 

□「この前提を踏まえると、

セカンド・マシン・エイジが進行するにつれ、

人間とマシンの新たな組み合わせが考えられそうだ。

意思決定や判断、予測、診断といった仕事はマシンに任せる。

そして、マシンの下した決定なり判断なりを

必要に応じてわかりやすく説明し、

受け入れるよう説得するのが人間の仕事になる」
 
 
 

□「たとえば、医療はその代表例となるだろう。

病気や症状の診断は基本的にパターン・マッチングであり、

医療情報のデジタル化と機械学習の進歩などのおかげで、

コンピュータは人間を上回る成果を上げるに至っている。」
 
 
 

□「だが大方の患者は、

マシンから診断結果を聞かされるのはいやだろう。

患者の置かれた状況に共感し、

つらい知らせを受け入れやすくしてくれる専門医から

説明を受けたいはずだ」
 
 
 

□「プラットフォームが出現した結果、

従来の経営手法のほとんど全部が・・・

覆されようとしている。

われわれは不安定の時代を迎えており、

どの企業、どの経営者も

その影響から逃れられない」
 
 
 

□「補完財はあちこちに存在する。

たとえばビンとフタ、作物の種と肥料、

鉄筋とコンクリート、車とタイヤ、等々。

そして企業はこの補完関係をうまく利用して、

需要と利益を最大化する方法を習得していた」
 
 
 

□「スティーブ・ジョブスも、

アプリがiPhoneの補完財であることに気づいていたにちがいない。

だが当初外部のアプリを遮断した時点では、

Appleに利益をもたらす2つのことを見落としていた。

1つは『蓼食う虫も好き好き」と言う通り

消費者の好みは千差万別であること。

もう1つは、

大方の開発者はアプリを無料で提供する用意があることだ」
 
 
 

□「【成功するプラットフォームの特徴】

1早い時期に地位を確立する。1番乗りである必要はない
 
 
 

2可能な限り、補完財の優位性を生かす。

補完財のペアのうち、一方の価格が下がれば他方の需要が増えるから
 
 
 

3プラットフォームをオープン化し、幅広く多様な供給を募る。

それによって消費者余剰が拡大する
 
 
 

4プラットフォームをオープン化した場合でも、

参加者に一貫性のある心地よりエクスペリエンスを提供するために、

供給サイドに対して一定の基準を示し、審査を行う」
 
 
 

□「消費を促すプラットフォームが地球環境にとって

なぜ好ましいのだろうか。

答は、限りある資源の稼働率を高めるからである」
 
 
 

□「ゴージャスなドレスや自家用車は、

ほとんどの時間は使われていない。

Rent the RunwayやUberは、

ドレスや車の稼働率を押し上げる役割を果たす」
 
 
 

□「資源が十分に活用されないという状況は、

全然使わずに寝かしておくときにだけ発生するわけではない。」

ドライブ中の空いている席、

目的地から帰るときに空荷のトラックもまた、

無駄であり資源の浪費である」
 
 
 

□「情報の非対称性が重大な意味を持つのは

どんなときだろうか。

あなたが初めて訪れた街で車を探し、

誰か知らない人が自分の車に乗せてあげようと申し出たときは、

その1つだろう。

ドライバーの大半は正直で安全だとしても、

万一そうでなかったときの命と財布の危険は受け入れがたい。

この情報の非対称が解決されない限り、

Uberのような配車サービスの市場は拡大しない」
 
 
 

□「事業者のプラットフォームには、

情報の非対称性を解消するための

ユーザーインターフェースが用意されている。

とりわけ効果的なのは、

ドライバーにも利用者にも1件ごとに評価を求め、

全員の評価の平均が表示されるしくみになっていることだ。

さらに料金体系も明朗で、GPSセンサーで測定した移動距離、

所要時間、かかった料金を明示した領収書が利用者にメールで送られてくる」
 
 
 

□「さまざまな理由から、旅館業は単一商品市場になっておらず、

したがってプラットフォームの破壊力に対抗できている。

ビジネスマンは都心部のステータスの高い地区に泊まりたい。

また、海外展開していてポイントを貯めやすいホテルチェーンを利用したい。

裕福な観光客は、室内の設備や快適性を重視する。

家族連れや長期滞在者は、

ホテル内にレストランがあり、施設が充実していることが望ましい」
 
 
 

□「供給サイドにさまざまな差別化が図られているとか、

利用客が特定のブランドやチェーンにロックインされている

といった市場では、

プラットフォームは破壊力をさほど発揮できなくなる」
 
 
 

□「ほかにもプラットフォームが有効でない市場はあるだろうか。

たとえば、国防総省が次期戦闘機を購入するといったケースでは、

プラットフォームに出番はないだろう。

この市場の参加者はあまりに少ない。

しかも取引はおそろしく複雑で、

確認や交渉を要する事項が多すぎる。

このように、プレーヤーが少なく、

供給する製品やサービスが複雑な市場は、

プラットフォームに適していない」
 
 
 

□「ほんとうに複雑で手強いものを相手にするときは、

専門家に頼るな。

門外漢の力を借りろー

これが、クラウド型イノベーションに注目してきた

カリム・ラクハニ、ケビン・ブートローらによる

魅力的な研究の結論である」
 
 
 

□「どうして優秀な学者や技術者を、

半ば以上素人のクラウドが打ち負かせるのだろうか」
 
 
 

□「1つは、重要な新しい知識は

あらゆる学問分野で毎日のように生まれているが、

それがコア(組織の中心)に届くまでには

時間がかかることだ」
 
 
 

□「もう1つ考えられる。

多くの問題は、

ちがう視点から見ると思いがけない解決が得られる

ということだ」
 
 
 

□「私たちが取材した成功しているテクノロジー系企業に共通する

マネジメントのスタイルについて、

2点だけ言わせてほしい」
 
 
 

□「第1は、平等主義である。

とくにアイデアを出す、アイデアを聞く

ということについての平等主義だ」
 
 
 

□「もう1つの特徴は、透明性が高いことである」
 
 
 

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――ここまで――――――――――
 
 
 

■それでは、

「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」

【すぐに行動に移せる1テーマ】=大きなことも小さな一歩から

 をどうぞ。
 
 
 

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3【技術と人間の分業】という黒船

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■今日の昼、

近くのスーパーに行きました。
 
 
 

■気づいたこと。
 
 
 

■人間を介すのではなく、

機械完結のレジが2台→6台に増えていた!!!
 
 
 

■たとえば、

▲30%オフ

▲50%オフ

▲クレジットカードが認証されない場合

▲読み取りミス

などの際に、「人間」の介在が必要です。
 
 
 

■でも、

レジで頻繁に起こる「バグ」と、

その「対処法」がパターン化されるのは

もはや時間の問題。
 
 
 

■そのうち、

多くのスーパー、

特に「格安」や「お得感」を打ち出すスーパーでは、

機械レジが中心化することが必須だと思います。
 
 
 

■うまくいくプラットフォームの例として、

▲遊休資産を活用できていること

▲技術進歩によって、顧客の不便が著しく改善されること

▲単一商品市場orサービスに差別化の要素が少ないこと

▲顧客と供給者の間の非対称性が改善されること

が挙げられていましたね。
 
 
 

■たとえばビデオレンタル。

▲以前はお店に直接出向く必要があった(顧客の不便1)

▲お店に出向いても、借りられなかったり、探せないことがあった(顧客の不便2)

▲ビデオ自体は単一商品で、差別化の要素がほぼない(単一商品)

▲ストリーミング技術が進歩した(技術進歩)

▲自宅にいながら、検索をかけ、ほぼ時差なく「見たい映像」が見られ、

映像を評価したレビューを見られる(非対称性の改善)

▲ビデオが店内で「遊休資産化」することがなくなる(遊休資産の有効活用)
 
 
 

■見事に、プラットフォーム化する要素が揃ってますよね。
 
 
 

■アプリも同じ、

CD→i-tune ストアで購入する流れも全く同じ。
 
 
 

■こうして【技術と人間の分業化】

という黒船が到来し、日常の光景が変わっていく。
 
 
 

■ここまで進歩すると、

次に必要になるのが、

【然るべきコンテンツを、然るべき方法で編集し、紹介できる】

存在ではないでしょうか?
 
 
 

■たとえば、

▲あなたの好みから判断して、オススメの映画はこれ!!!

▲あなたの好みから判断して、オススメの漫画はこれ!!!

▲あなたの傾向から判断して、オススメの先生はこの人!!!

▲あなたの傾向から判断して、オススメの参考書はこれ!!!

といったように。
 
 
 

■しかも、その判断をするのは、

人間ではなく、

クラウドであり、機械学習であったりする。
 
 
 

■でも、そのクラウドなり機械学習の分析結果を、

【個々人に合わせて、

相手が共感する形で、

相手がわかる言葉遣いで、

紹介し、伝達する】

という部分に人間が不可欠。
 
 
 

■まとめると、

膨大なデータの分析=クラウド+機械

データから有意なデータの抽出=クラウド+機械

信頼関係に基づく伝達=人間

遊休資産とそれを必要とする人の発見=人間

という風に、明確に分業化が進んでいきそうですね。
 
 
 

■よくある「機械VS人間」という対立構図ではなく、

「技術と人間」の補完関係。
 
 
 

■私(合田)を含め、

黒船襲来、

そして襲来後の仕組みと組織づくりに参加される方は、

必読の1冊です!!!
 
 
 

■【技術と人間の分業】

を私(合田)が実行する上で、重要な問いを4つ。
 
 
 

1今、あたりまえにある仕組みや組織で、

「遊休資産」として活用されていないポイントはどこか?
 
 
 

2「遊休資産」を所有したい・利用したい人はいるか?
 
 
 

3「遊休資産」のやりとりに際して、

膨大なトラフィックを解析・マッチングするシステムを作れるか?
 
 
 

4解析・マッチングするシステムを人に伝達する際、

その1人の顧客にとって最適の伝え方は?
 
 
 

■ちなみに糖質制限163日目の感想。

今日、高校へ営業に行ったのですが、

同行させてもらった営業さんが、

「2ヶ月で8kg減量した」とのこと!!!

1日の平均摂取カロリーは1000kcal、

そこに筋トレとプロテインの合わせ技で臨んだとのことで、

減量する上での参考になりました!
 
 
 

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┃発行者: (合田啓作)
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