20180503・275号「悪人」か「善人」か? あなたはどっち???な3冊ーその3

平成30年5月3日 Street&Book Smart275号

■【「悪人」か「善人」か?

あなたはどっち???な3冊ーその3】

    合田啓作(ごうだけいさく)             
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<配信開始から680日以上に渡って継続中の

Street & Book Smart Highlight(ハイライト)>

1読者の方からお便り・1件

2 「悪人」か「善人」か?

あなたはどっち???な3冊ーその3

3 『悪人の物語』

松田哲夫氏・編

Amazon
https://amzn.to/2HPcEww

楽天
http://bit.ly/2HIEs9K

4【悪人が放つ強烈な死臭】

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■今日は午後から家族で外出。

14年ほど使っていたソファくんがお亡くなりになったので、

新人ソファくんを購入。

夕方から息子と新日本プロレス観戦に

福岡国際センターへ。

ヒーローとヒール、

善と悪のわかりやすい対立構図を超えて、

大人がガチで演じ切っているさまに大興奮。

プロレス、最高ですね(笑)
 
 
 

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1 読者の方からお便り・1件

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■4月に大学に入学された読者の方から、

お便りを頂きました!
 
 
 

■以下、一部引用させて頂きます!
 
 
 

ーーーーここからーーーーーーーー

お久しぶりです。Tです。

暑くなってきましたがお元気ですか?
 
 
 

大学での生活も少し安定してきたので連絡させて頂きました!

実は、先日友人に誘われて大学の研究室を受験しました。
 
 
 

そこで論文を書かされたのですが

合田さんに2年間指導頂いたおかげで、

受けたところ3つ受かりました!
 
 
 

全く小論文を書けなかった私も少し成長出来ていたのかなぁ

と思って嬉しかったので報告させていただきます笑
 
 
 

また、ゼミ等で課題で出された文を読むときや英語の文書を読むときも

自然と合田さんに伝授していただいた読み方を実践していて

文の要点を掴みやすくなっている気がしました。

ありがとうございます。
 
 
 

入試に向けても昨年までほどは時間が取れなくなってはいますが

毎日コツコツ勉強しています。

国語はまだほとんど出来ていないのでこれから頑張っていきます。
 
 
 

また困ったことがあったときは質問させていただくかもしれませんが

そのときはどうぞよろしくお願いします。

GWは飛行機代が高くて帰省しないことにしたのでまた夏休みにお会いしたいです!

また連絡させてください^^
 
 
 

(匿名希望さま)

ーーーーここまでーーーーーーーー

■お手紙、有難うございましたー!
 
 
 

■微力ながらお役に立てているとのこと、

めちゃくちゃ嬉しく拝見しましたよ!
 
 
 

■でも3つも受かったのは、

匿名希望さんのキャラと実力です(ホント)
 
 
 

■2足のわらじ(もっと?)、

大変かとは思いますが、

コツコツ続けられて下さい。
 
 
 

■2足、3足とわらじを履くと、

▲中途半端

▲どれかに絞れ

▲お前はホントはどれなんだ!?

と外野からのヤジが飛んでくることもありますが、

「うっせー、ボケェ!!!」

とやり返して無視して下さい(笑)
 
 
 

■またお会いできる日を愉しみにしております!!!

有難うございましたー!
 
 
 

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2 「悪人」か「善人」か?

あなたはどっち???な3冊ーその3

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■あなたは「悪人」ですか?

それとも「善人」ですか?
 
 
 

■前々回273号では

利己的×善人→利他的×善人への変化の過程を。

http://bit.ly/2HZGkdJ

 
 
 

■前回274号では

▲リーダーには利己的なナルシストが多い

▲利己的なナルシストは判断軸がブレない

▲利己的なナルシストの断言・根拠なき自信は人を安心させる

と紹介しました。

http://bit.ly/2KwcGeD

 
 
 

■ポイントは、

活躍している人、結果を出す人、カッコいい人は、

必ずしも「善人」ではないということ。
 
 
 

■例えば古文や漢文で、

「善人に起きる奇跡譚」

はけっこーあり、

入試でも出題されます。
 
 
 

■そう、あの善人が救われる、という話。
 
 
 

■でも、こういう善人譚が書かれた時代を調べると、

例えば「蛍雪の功」を紹介している

大ヒット本『蒙求』も、

唐の時代。

https://amzn.to/2KzjCY6
 
 
 

■唐は300年近く続いた長期政権。

日本で言えば江戸時代みたいなもの。
 
 
 

■善人が救われる話って、

長期政権下で書かれていることが多い。
 
 
 

■善人を推奨し、

勧善懲悪がもてはやされる時代って、

実はがっつり支配者がいるんですよね(笑)。
 
 
 

■だって、

安定させたいときに、

利己的でナルシスティックで本能むき出しのやつって、

支配しにくいし、ウザいから(笑)
 
 
 

■さて、今はどんな時代?
 
 
 

■少なくとも長期安定ではなく、

大きく変化してますよね。
 
 
 

■そんな、「善人」と「悪人」が入り混じった現代を生きる方に、

ぜひともこの3冊だけは頼む!!!

是が非でもオススメしたい!!!

という3冊を

3回に渡って勝手にご紹介します(笑)

 
 
 

■今回はその3回目。

前々回273号
↓↓↓
http://bit.ly/2HZGkdJ

前回274号
↓↓↓
http://bit.ly/2KwcGeD

 
 
 

■2000~3000冊分の3冊ですよ!
 
 
 

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2 『悪人の物語』

松田哲夫氏・編

Amazon
https://amzn.to/2HPcEww

楽天
http://bit.ly/2HIEs9K

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■【なぜこの本を選んだのか?】

▲ズバリ、「悪人のロジック」こそ、

幼いときに学ぶべきポイントだと思うから

▲「悪人のロジック」には、

時代・地域をこえた普遍性があるから

▲「悪人ロジックの普遍性」を描けるのは、

物語しかないから
 
 
 

■【オススメしたい人】

▲息子・娘・甥っ子・姪っ子がいる全ての方(読み聞かせてあげて下さい。多分ビビります笑)

▲「悪のロジック」を知りたい人

▲経営者やマネージャーなど、組織を運営する側の人
 
 
 

■【オススメしない人】

▲勧善懲悪が大好きな人

▲『世界は公正であり、善は報われ悪は罰される』と信じている人

▲いつも正しくありたい人
 
 
 

■【この本を行動に移すと得られる効果】

▲絶句する

▲自分の中にある「悪人性=飼いならされていない本能」に気づく

▲「死」に向き合うことになる

▲「悪のロジック」を実行してオラオラ生きれる(笑)
 
 
 

■早速、一部引用しますね。
 
 
 

――ここから――――――――――

□「ぼくの最も嫌いなものは、善意と純情との2つにつきる」

(中野好夫『悪人礼賛』)
 
 
 

□「ぼくは善意、純情の善人から、

思わぬ迷惑をかけられた苦い経験は数限りなくあるが、

聡明な悪人から苦杯を嘗めさせられた覚えは、

かえってほとんどないからである」

(中野好夫『悪人礼賛』)
 
 
 

□「悪人における始末のよさは、

彼らのゲームにルールがあること、

したがって、

ルールにしたがって警戒をさえしていれば、

彼らはむしろきわめて付合いやすい、

後くされのない人たちばかりなのだ」

(中野好夫『悪人礼賛』)
 
 
 

□「善意から起る近所迷惑の最も悪い点は

一にその無法さにある。

無文法にある」

(中野好夫『悪人礼賛』)
 
 
 

□「金がいらぬという男は怖ろしい。

名誉がいらぬという男も怖ろしい。

無私、無欲、滅私奉公などという人間にいたっては、

ぼくは逸早くおぞ気をふるって、

厳重な警戒を怠らぬようにしてきている」

(中野好夫『悪人礼賛』)
 
 
 

□「いいかえれば。この種の人間は

何をしでかすかわからぬからである」

(中野好夫『悪人礼賛』)
 
 
 

□「それに反して、

金が好きで、女が好きで、名誉心が強くて、

利得になることならなんでもする、

という人たちほど、

ぼくは付合いやすい人間を知らぬのだ」

(中野好夫『悪人礼賛』)
 
 
 

□「『坊ちゃん、これがね、

4年前に、あなたのお父さんを殺した男ですぞ。

あなたは、あの時はまた、

生まれておいでなさんなかった。

お母さんのお腹んなかにいなすったんだね。

今ね、坊ちゃん、

あんたを可愛がって下さるお父さんがいなさらないのは、

この男のしわざなのですぞ。

よくごらんなさい、この男を」」

(小泉八雲『停車場にて』)
 
 
 

□「子供は、つぶらな目をぱっちりとひらいて、

母親の肩ごしに、恐々と相手を見つめた。

が、すぐとベソをかきだした。

涙がぽろぽろとこぼれた。

しかし、泣きながらも、

子どもは、なおも相手のすくみ入る顔を、

まともにじっと睨んだ」

(小泉八雲『停車場にて』)
 
 
 

□「『堪忍してくんなせえ。堪忍してくんなせえ。

坊ちゃん、あっしゃァ、

なにも怨みつらみがあってやったんじゃねんでござんす。

ただもう、逃げてえばっかりに、ついこわくなって、

無我夢中でやった仕事なんで。

あっしゃァ悪い野郎でござんす。

極道人でござんす。

あっしゃァ坊ちゃんに申訳のねえ、

大それたことをしちめえました。

ですが、こうやって今、

うぬの犯した罪のかどで、

これから死にに行くところでござんす。

あっしゃァ死にてえんです。

よろこんで死にます』」

(小泉八雲『停車場にて』)
 
 
 

□「女房はとくに死んで、

後には13になる男の子が1人あった。

そこへどうした事情であったか、

同じ歳くらいの小娘を貰って来て、

山の炭焼小屋で一緒に育てていた」

(柳田国男『山に埋もれたる人生ある事』)
 
 
 

□「何としても炭は売れず、

何度里へ降りても、

いつも一合の米も手に入らなかった。

最後の日にも空手で戻って来て、

飢えきっている小さい者の顔をみるのがつらさに、

すっと小屋の奥へ入って昼寝をしてしまった」

(柳田国男『山に埋もれたる人生ある事』)

 
 
 

□「眼がさめて見ると、

小屋の口一ぱいに夕日がさしていた。

秋の末の事であったという」

(柳田国男『山に埋もれたる人生ある事』)

 
 
 

□「2人の子供がその日当りの処にしゃがんで、

しきりに何かしているので、

傍へ行って見たら

一生懸命に仕事に使う大きな斧を磨いていた」

(柳田国男『山に埋もれたる人生ある事』)
 
 
 

□「阿爺、これでわたしたちを殺してくれ」

(柳田国男『山に埋もれたる人生ある事』)
 
 
 

□「そうして入口の材木を枕にして、

2人ながら仰向けに寝たそうである。

それを見るとくらくらとして、

前後の考も無く・・・」

(柳田国男『山に埋もれたる人生ある事』)
 
 
 

『悪人の物語』

松田哲夫氏・編

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――ここまで――――――――――

 
 
 

■それでは、

「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」

【すぐに行動に移せる1テーマ】=大きなことも小さな一歩から

 をどうぞ。
 
 
 

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4【悪人が放つ強烈な死臭】

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■『悪人の物語』

こわくないすか(笑)?
 
 
 

■今回、私(合田)が気づいたことは?
 
 
 

■悪には強い死臭がする、

ということでした。
 
 
 

■どういうことか?
 
 
 

■まず、「善人」は自分がいいことをしていると思ってるので、

▲誰かに痛烈に批判されたり

▲「悪」のレッテルを貼られたり

▲まさか命を狙われたり

とは微塵も思ってない。
 
 
 

■だから、

本質的に

▲自分が死ぬ可能性や

▲時間の有限性や

▲誰かに葬り去られる

といった「死」に向き合うチャンスがない。
 
 
 

■例えば

強い信仰を持つ人たちって、

だいたい同じような善人顔してません?

ツルッとして、さわやかで、

でもまるで怖さがなくて。

わかりますかね?

教祖だけが極悪人という(笑)
 
 
 

■一方、悪人は、

自覚的にであれ、無自覚であれ、

社会道徳・倫理に反する行動をとっているので、

▲誰かに痛烈に批判されたり

▲「悪」のレッテルを貼られたり

▲命を狙われたり

ということを日常的に感じる。
 
 
 

■例えば、

堀江貴文さんは「大人の偉い善人」から完全に悪人扱いされましたし、

村上世彰さんは「投資なんていかがわしいと思う善人」から「ハゲタカ」扱いされましたし、

川久保玲さんや山本耀司さんは「西洋の服はかくあるべしという善人」から

文字通り「悪」として扱われましたしたよね?
 
 
 

■でも、

「悪」というレッテルを貼られ、

ときにはほんとに命を狙われ、

死に向き合うと、

▲痛切な本能や感情に向き合い

▲行動せざるをえない

という事態が起こりますよね。
 
 
 

■【悪人】が放つ、

ただならぬ怖さって、

「自分の死へ向かい合っている覚悟」

です。

 
 
 

■なまやさしい善や正しさと比べて、

悪人たちが、

より生々しく、

より本能的で、

より感情的で、

より身体感覚を伴う

のは、

社会的な死であれ、物理的な死であれ、

自らの死をどれだけ正面から見つめたか

という覚悟の違いであると思い至りました。

 
 
 

■「清濁併せのむ」

という言葉だけは知っていましたが、

この歳になってようやく、

「善人」と「悪人」という切り口から

よりハッキリと実体験と実感を持って

腹落ちして理解できるようになりました(笑)
 
 
 

■ヤンキーがモテる。

ちょい悪がかっこいい。

悪い奴だとわかってるのになぜだか惹かれてしまう。
 
 
 

■いや、そりゃそうだろ(笑)
 
 
 

■だって、

悪人の方が

自分の中に「善」と「悪」の振れ幅があって、

葛藤を抱えていて、

「優しさ」と「怖さ」の両面を持っていて、

「死」に向き合うから感情や感覚も研ぎ澄まされていて、

カッコいいに決まってんだろ(笑)
 
 
 

■私(合田)は、

迷いのない善人よりも、

葛藤する悪人の方が好きです。
 
 
 

■自分が絶対正しいと信じて疑わない善人はきついなあ(汗)

「みんなが言っているから」とか言う善人は苦手だなあ(泣)
 
 
 

■『悪人の物語』

松田哲夫氏・編

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オススメですよ!!!
 
 
 

■ちなみに糖質制限107日目の感想。

エレベーターではなく階段を使う。

咀嚼回数を10回増やす。

朝ごはんを1番充実させる。

(できるだけ)21時以降に食べない、

を地味に実行しています。
 
 
 

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┃発行者: (合田啓作)
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