20180110・240号変化・成長にとって練習や訓練の目的は?

平成30年1月10日 Street&Book Smart240号

■【変化・成長にとって練習や訓練の目的は?】

    合田啓作(ごうだけいさく)             
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<配信開始から565日以上に渡って継続中の

Street & Book Smart Highlight(ハイライト)>

1.『習得への情熱ーチェスから武術へ

上達するための、僕の意識的学習法』

ジョッシュ・ウェイツキン氏

http://amzn.to/2Ex2orz

2【変化・成長にとって練習や訓練の目的は?】

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■朝からオンライン・映像授業×2。

猫背矯正専門家の元へ行ったのち、

午後から授業×1。

友人と会食後、

夜はオンライン・コンサルティングの予定です。

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1.『習得への情熱ーチェスから武術へ

上達するための、僕の意識的学習法』

ジョッシュ・ウェイツキン氏

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■前回に引き続き、

チェス世界チャンピオンにして、

太極拳・推手でも世界チャンピオンになった、

ジョッシュ・ウェイツキン。

■ジョッシュ・ウェイツキンの動画を検索したところ、

以下のようなものを見つけました。

▲The art of learning

▲Talks at Google

(英語が苦じゃない方は是非!)

■早速ですが、

今回は、

「変化・成長にとって練習や訓練の目的は?」

について

以下、一部引用します。

——ここから——————————

□「まずは基礎から始め、

その分野における基本原理を理解して

確固たる素地を固め、

その上で自らの性質や素質に合わせて

レパートリーを広げ、磨いてゆく」

□「この時、抽象的ではあるものの、

その分野の中核にあると感じられる何かと

つながり続けていなければならない」

□「この問題については、

チャンキングと神経回路の開墾

をイメージして考えるのが

1番わかりやすい」

□「チャンキングという作業は、

数多くの情報の中から調和のとれた

論理的一貫性のある特徴を見いだしたら、

それらを頭の中で1冊のファイルとしてまとめて入れておき、

これをあたかも単一の情報であるかのような形で

アクセスできるようにすることだ」

□「また、僕の言う神経回路の開墾とは、

このチャンク(塊)を作り上げるプロセスそのもの、

さらには、

複数のチャンス間を行き来する

ナビゲーション・システムを

作り上げる作業そのものを指している。」

□「たとえば、僕が15年間チェスを学んだとする。

その何千時間もの間に、

僕の頭は生い茂った密林を効率的に進めための道を切り開いてきた」

□「大鉈を振るいながら生い茂った群生植物の中で

道を切り開く作業がどれほど時間を要するものか

想像してみてほしい」

□「わずか数マイル進むのにも数日かかるはずだ」

□「それはつまり、

チェスへの直感力が深まったことを示している。

これこそが数を忘れるための数の学習だ」

□「しかしいったんそこに小道が出来てしまえば、

その切り開かれたところを素早く通り抜けることができる。

そこを舗装して自転車などの乗り物を使えば、

さらに素早く通過できるだろう」

□「ハイレベルのプレーヤーなら誰でも

膨大な量のチェス知識を持っているものだが、

単に優秀なだけのプレーヤーと偉大なプレーヤーの境界線は、

心をしっかりと今という瞬間にとどめ、

意識をリラックスさせて、

何の妨げもなく流れるように

無意識を活用できるかどうかの差にある」

□「チェスのグランドマスターと

エキスパートの思考プロセスを比較すると、

グランドマスターの方が

意識的にものを見ている比率がずっと少ない」

□「そう聞かされると大抵の人は驚くだろう。

これはつまり、

グランドマスターの方が

情報のチャンクが頭の中でよりまとまっているので、

少ない意識的思考で多くのものを見られるということ、

少ない視線で多くを理解できるということだ」

□「意識的思考というものは、

一定の時間単位の中で

一定の限られた情報のみを取り込み

利用することしかできない

という事実を理解することだ」

□「たとえばその許容量が

コンピュータ・スクリーンで

1ページ分だと仮定しよう。

処理するべき情報が大量にある場合には、

すべてをページ内に入れるため、

フォントのサイズをとても小さくしなければならない」

□「しかしこの同じツール(意識的思考)が同じ時間を使って

ずっと少ない情報を処理する場合には、

1文字の形のディテールにまで目を配ることができる」

□「これで時間がゆっくり流れるように感じられるというわけだ」

□「カメラに例えてみよう。

練習を重ねたことで、

チャンク間のネットワークが確立され、

神経回路がどんどん開墾され、

それが膨大な量のデータとなって

高速プロセッサー(つまり無意識)に放り込まれる」

□「そうなると意識的思考の方は、

より少ない事物に集中できるので、

そのシャッタースピードも、

たとえば1秒4コマだったものが、

今では1秒につき300コマとか400コマに

スピードアップしたように感じられる」

□「実際に見ているものの量が少ないのだから、

同じ時間単位の中で、

こちらの頭の中では何百ものコマを撮ることができ、

一方で対戦相手の頭の中では

わずか数コマしか撮れない」

□「そんなわけでこちらは

相手がまだ見たこともないようなコマを

すべて駆使して利用することができるわけだ」

□「修行を積んだ武術家は、

修行の足りない人の目には知覚できないほどの

小さな時間の切片の中で、

事物を知覚し機能させることができるということだ」

——ここまで——————————

『習得への情熱ーチェスから武術へ

上達するための、僕の意識的学習法』

ジョッシュ・ウェイツキン氏

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————————————————

■それでは、

「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」

【すぐに行動に移せる1テーマ】=大きなことも小さな一歩から

 をどうぞ。

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2.【変化・成長にとって練習や訓練の目的は?】

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■変化・成長にとって練習や訓練の目的は?

■ずばり、

基本的にすべて【無意識】でできるようになり、

「最重要」の点のみに絞って

【意識】を振り向けられるようになることです。

■たとえば、

うっかりミス。

■これは、

▲【無意識】だけを使って行動した

▲他の重要なことに【意識】を振り向けてしまい、

本来の重要なことに【意識】を振り向けられなかった

ときに起きるように私(合田)は感じます。

■たとえば、私(合田)がよく「うっかり」をやるのは、

▲いつもとは違う環境 例)ルーティンから外れた時間に移動する

▲いつもとは違う場所に格納 例)交通カードをズボンポケットではないところに入れる

といったように、

「いつもとは違う」ことで

そちらに【意識】を振り向けてしまったときです(泣)

■焦っているときや、

セルフ1の声が大きくなっているときも、

【意識】は重要ではないことに振り向けられますよね。

■たとえば、

受験生の方が

「頭が真っ白になった」

「パニックになって、全然できなかった」

「途中から目の前のことにまったく集中できなかった」

と言っている場合、

この【無意識】と【意識】のバランスが崩れているから、

本来、向けるべきではないポイントに

【意識】を振り向けてしまい、

わけがわからなくなっています。

■最近(今更?)気づいたのが、

私(合田)が1文を見たときに気づく情報量+重要性と、

生徒さんが1文を見たときに気づく情報量+重要性が

まるで違うということ(汗)

■たとえば、

「視覚を中心にした身体感覚の制度化が進んだ」

という文、どのように見えますか?

■そして、この文の「言い換え」を1つ選べ、

と言われたら、下記のどれを選びますか(笑)?

1身体とは一線を画していた視覚が、身体感覚の中に吸収されるようになってきた、ということ。

2身体感覚相互の優劣関係が、視覚を軸にするかたちで統御されてきた、ということ。

3視覚以外の身体感覚が、人為的な力によって退化を余儀なくされてきた、ということ。

4五感全体をつらぬく共感覚を、視覚だけが独占するようになってきた、ということ。

5視覚の特権性や優位性を、人々が自発的に享受するようになってきた、ということ。

■私(合田)には、

まず1文が

「身体感覚は  視覚を中心に 制度化された」

と見えており、

次に、主語が「身体感覚」になっているのは、

2身体感覚相互の優劣関係が、視覚を軸にするかたちで統御されてきた、ということ。

3視覚以外の身体感覚が、人為的な力によって退化を余儀なくされてきた、ということ。

のみ。

■次に、「視覚を中心に」ということを言語化できているのは、

2身体感覚相互の優劣関係が、視覚を軸にするかたちで統御されてきた、ということ。

のみ。

したがって、答えは「2」と見えているのですが、

生徒さんには、

「全くそう見えない(泣)」と言われることがあります。

■おそらく、

生徒さん「視覚を中心にした身体感覚の制度化が進んだ」

→なんか、わけわからん塊

私(合田)「身体感覚は  視覚を中心に 制度化された」

→身体感覚が視覚中心になったのね

と、キャッチしている情報が違うようなのです。

■いくつか例を挙げましたが。

いずれにせよ、

【多くのことを意識せずとも実行できるようにする】

=練習・訓練

であり、

その成果物として、

【最重要なポイントのみ、意識を振り向けられるようになる】

のだと思います。

■私(合田)は以前、

大量のメモをとっている時期がありましたが、

今見返すと、なんとも【ムダ】が多い(笑)

■でも、この【ムダ】もある種の練習・訓練なんでしょうね。

なぜなら、【ムダ】を経て、

【意識を向けるべきポイントと、無意識でもいいポイント】

が選別できるようになったから。

■だから、練習・訓練をする際は、

▲はじめ=密林を開拓する

▲だんだん、道らしきものができてくる

▲そのうち、いつも通る道を舗装できるようになる

▲道の上を、自転車や自動車で高速に移動できるようになる

という流れと、

結果的に、

【意識を振り向けるポイントを絞れるようになる】

というイメージを持たれておくといいのではないでしょうか?

◎Street&Smart(変化・成長)を実現していく

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