20180103・235号片目をつぶってしまいそうになったら?

平成30年1月3日 Street&Book Smart235号

■【片目をつぶってしまいそうになったら?】

    合田啓作(ごうだけいさく)             
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<配信開始から555日以上に渡って継続中の

Street & Book Smart Highlight(ハイライト)>

1.『習得への情熱ーチェスから武術へ

上達するための、僕の意識的学習法』

ジョッシュ・ウェイツキン氏

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2【片目をつぶってしまいそうになったら?】

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■今日は、朝からオンライン・映像授業×2。

午後から元生徒さんの中井くんと7年ぶりに再会。

>中井くん、お土産有難うございましたー!

その後、小倉へ移動し授業×1。

最後にオンライン・コンサルティングの予定です。

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1.『習得への情熱ーチェスから武術へ

上達するための、僕の意識的学習法』

ジョッシュ・ウェイツキン氏

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■昨日に引き続き、

チェス世界チャンピオンにして、

太極拳・推手でも世界チャンピオンになった、

ジョッシュ・ウェイツキン。

■『ボビー・フィッシャーを探して』

という映画のモデルにもなっています。

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■早速ですが、

以下、一部引用します。

——ここから——————————

□「実は最初に犯したミスが

いきなり大惨事を招くことはほとんどない。

そうではなく、そのミスが悪循環となって

第2、第3、第4のミスを呼び込み、

壊滅的な連鎖反応を生んでしまうものなのだ」

□「トップクラスの役者は台詞を間違えても

アドリブで取り戻すということをしょっちゅうやっている。

そういう役者は、荒波の中を平然とした顔でスイスイと泳ぎ進み、

脚本という静かな海に戻っていくので、

観客は台詞を間違えたことにすら気づかない」

□「いや、それ以上に、

本当に優れた役者なら、

そういう瞬間を味方につけて利用し、

直観力と生命力を宿した輝きのあるアドリブで

演技の質を一層高めてしまうだろう」

□「ミュージシャンも、役者も、運動選手も、

哲学者も、科学者も、作家も、

小さなミスから素晴らしい何かを創造できることを知っている」

□「その一方で、

絶対的な完璧さや過去の成功の再現といった

儚い安心感に頼ろうとするパフォーマーには

問題が起こりやすい」

□「たった1つの小さなミスが、

恐怖心や心離れや疑心や混乱の引き金となり、

意思決定プロセスを鈍らせてしまうのだ」

□「ニューヨークの中心部で、

まもなく始まる授業で生徒たちと

何を話し合おうかと考えながら

僕は信号を待っていた」

□「ほんの数フィート離れたところには、

若くて可憐な女性が

ヘッドホンの音楽に合わせて身体を揺らしながら、

やはり信号待ちしていた」

□「この女性が不意に

車のビュンビュン行き交う車道に足を踏み出した。

おそらく混然としたこの街の一方通行システムのせいで

勘違いしたのだろう」

□「彼女はブロードウェイの反対方向に目を向けていた。

右だけを確認しながら車道に出た彼女の左側から

自転車が突っ込んできた。

この自転車乗りは間一髪のところで

咄嗟に自転車を傾けた」

□「彼女に当たりはしたものの、

軽い接触だけで無傷のまま事なきを得た」

□「そこから先の出来事を、

僕はまるで時間が止まったかのように記憶している。

それは彼女の生命にかかわる重大な出来事だ」

□「もしもあの時、

彼女が素早く歩道に跳び戻っていたら、

いつものように

あの交差点を通り過ぎるだけですんだはずなのに、

彼女は歩道に戻りもせず、

スピードを落とすことなく走り去ってゆく

あの自転車の後ろ姿に向かって罵った」

□「その時、猛スピードでタクシーが角を曲がってきた。

このタクシーに背後から衝突された彼女は、

宙に3メートルほど放り出され、

その勢いで街灯に激突して気を失い、

大量の血を流した」

□「その後、救急車と警察が駆けつけたところで、

ようやく僕は、彼女が助かることを願いながら、

116小学校に向かってふたたび歩き出した」

□「彼女が最初に犯したミスは、

反対方向を見ながら

交通量の激しい車道に足を踏み出したことだ」

□「おそらくヘッドホンで音楽を聴きながら

自分だけの世界に浸り、

今という瞬間から少しだけ心が離れていたのだろう」

□「そんな彼女は、

自転車にぶつかったことを契機に

目を覚ますべきだった」

□「確かに自転車にはぶつかったけれど、

無傷ですんでいたのに、

この自転車との接触をありがたい警告とはとらえず、

逆に自分の心の安らぎを台無しにされたことに苛立ち、

怒りという亡霊にとりつかれてしまった」

□「こういうリアクションは、

悪循環に陥ったチェスプレーヤーのリアクションと

まったく同じだ」

□「ミスを犯した後には、

快適なゾーンにあったそれまでの心理状態に

しがみつきたくなるのと同時に、

事態が悪い方向に変わってしまったことに対する動揺にも襲われる」

□「これによって、

それまではクリアだった思考が突如としてチグハグになり

流れを失ってしまう」

□「今という瞬間に心を置いている状態なら、

刻々と動き続ける時間と一緒に心も進み続けるものだが、

ミスを犯したところでミスを犯す以前のよかった状態に心を止めてしまうと、

そこから心と状況の乖離が幾重にも重なってゆく」

□「時間だけが進み、心はその場に止まってしまうわけだ」

□「そうなった瞬間から、

過去の記憶に向けられた片目は使えない状態のままで、

日常生活を営んだり、チェスをしたり、

道路を横断したりすることになる」

□「そのときタクシーが突っ込んできたらどうなるか・・・」

——ここまで——————————

『習得への情熱ーチェスから武術へ

上達するための、僕の意識的学習法』

ジョッシュ・ウェイツキン氏

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————————————————

■それでは、

「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」

【すぐに行動に移せる1テーマ】=大きなことも小さな一歩から

 をどうぞ。

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2.【片目をつぶってしまいそうになったら?】

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■片目をつぶる=過去を想い、現在から目を離すこと。

私(合田)も随分ながい時間、

この感覚にとらわれてきたように思います。

■読者の方にも、

うまく心と時間が一緒に流れていたのに、

何かの拍子にバランスを崩し、

▲心だけがストップし、

▲時間だけが過ぎていき

▲心と時間が同時進行で流れない

そんな気持ち悪さを体験された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

■私(合田)の場合、

どういうときに「片目をつぶる」状態になりやすいかというと、

▲あまりいい思い出がない土地に行ったとき

▲過去に約束を反故にした人に会ったとき

▲この2つのどちらか、あるいは両方が重なったとき

に、

非常に「重たい感じ」「片目をつぶる感じ」

になりやすいです(汗)

■この「片目をつぶる」感覚から

「両目を開く」感覚に復帰するまでに、

1~2日を要します。

■あるいは、

期待していて、

それを大きく反古にされたり、

長期間そのままにされたときにも、

やはり、「片目をつぶる」感覚になります(泣)

■時間は先へ先へと流れているのですが、

心は、その約束をした地点に置いておかれたまま。

ずっーとその約束が果たされるのを待っている感覚です。

■じゃあ、「片目をつぶり」そうになったとき、

どうすればすぐ「両目をあけられるか?」というと、

▲まず、はじめから「期待通りにならない」ことを織り込んでおくこと

▲「期待通りにならなかった」場合の手が用意されていること

▲「期待通りにならなかった」場合に、すぐにその手を打てること

の3つがあれば、

なんとか「両目をあけて」おけます。

■一方で、

▲「期待通りにならなかった」場合に、ずっと約束が履行されるのを待ったり

▲「期待通りにならなかった」場合に、かわりの手を用意していない

▲「期待通りにならなかった」場合に、約束を履行しない人を責める

という循環に入ると、

私(合田)の経験上、10中8~9、悪循環にハマりますね(汗)

■だから、

経験的に学んだことは、

▲いきなり信頼しない・いきなり頼まない・いきない期待しない

▲まずは、小さく頼み、信頼できるか・頼めるか・期待できるかを確認する

▲信頼できる・頼める・期待できる、とわかっても「替わりの手」を用意しておく

▲もし、「期待通りにならなかった」場合でも、すぐに「替わりの手」を打つ

▲「約束を履行しない」人にしかるべきことは言うが、無理な場合

すぐに「切り」、深追いしない

ことが重要だということ。

■「期待通りにならない」ことを織り込めていない場合とは、

▲無条件で相手を信頼している

▲無条件で想定通りになると過信している

▲状況を全てコントロールできると過信している

場合に起こりやすいようです。

■たとえば、

▲無条件で相手を信頼している

→なんで!?信頼していたのに・・・。

▲無条件で想定通りになると過信している

→なんで!?想定通りにならないんだ!!!!

▲状況を全てコントロールできると過信している

→なんでコントロールできないんだ!?

と怒りが込み上げてきて、

心は過去にとらわれ、「片目をつぶる」状態に陥ります。

■上記をご覧になってお気づきかと思いますが、

▲なんで!?信頼していたのに・・・。

→「まさか!?」を想定していない自分が甘い

▲なんで!?想定通りにならないんだ!!!!

→「想定以外」をリスク・マネジメントできていない自分が甘い

▲なんでコントロールできないんだ!?

→コントロールできることとできないことを区別できていない自分が傲慢

ですよね(笑)

■怒りにとらわれると、

片目をつぶり、現在を生きにくくなります。

■だから、

片目を閉じそうになったら、

再び目を開けて、

【現在・目の前・リスクマネジメント・次の一手】

に集中されると、

タクシーにひかれずに済むのではないでしょうか?

◎Street&Smart(変化・成長)を実現していく

【Street & Book Smart】

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