20171020・183号ゲリラにとっての詐欺とは8ー相手の脳に参加してもらう

平成29年10月20日 Street&Book Smart183号

【ゲリラにとっての詐欺とは8ー相手の脳に参加してもらう】

    合田啓作(ごうだけいさく)             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<配信開始から470日以上に渡って継続中の
Street & Book Smart Highlight(ハイライト)>

1.『思いどおりに相手を操るマジシャンの心理テクニック
ー人はなぜ手品のタネを見抜けないのか』

ナカノ・マクレーン氏

2.【ゲリラにとっての詐欺とは8ー相手の脳に参加してもらう】

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■今日は朝から授業×2。

午後は移動して授業×1。

最後は遠隔映像授業です。

■合間に読書。

マジシャン、ナカノ・マクラーレン氏。

http://nakanomaclaine.com

■マジシャンとして活躍されるだけではなく、

▲講演・研修

▲国境なき魔術師

▲ブログ執筆

など、「人を喜んで騙す」という一貫した仕事をされています。

■ポイントは、

「くそっ、やられた!」と騙すのではなく、

「楽しかった、ありがとう!」と騙すこと(笑)

サービス業の方や接客業の方、

教育関係の方は必読です!

一部を、以下引用します。

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1.『思いどおりに相手を操るマジシャンの心理テクニック
ー人はなぜ手品のタネを見抜けないのか』

ナカノ・マクレーン氏

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「『何かを信じてもらう技術』

『相手に思い込みを植えつける技術』

『タネがあることを脳に認識させない技術』

こそが、

マジックのタネよりも大切な、

本当の『マジックの秘密』なのです。」

□「僕は最初に『ビッグコンタクト』と呼ばれる方法を使います。

ビッグコンタクトとは、

相手の印象に残るように大きくアプローチすることにより、

強制的にこちらに興味をもってもらう方法です。

たとえば僕は、こんなふうにします。

テーブルに近づき、会話中のお客様に、

まずはひと言、挨拶をします。

そして、そのすぐあとに、手の中から大きな炎を出すのです。

炎が上がった瞬間、お客様は驚き、

そのまま一気にこちらの世界に引き込まれていきます。」

□「大事なのは『そっと』観察することです。

決して『ちらちらと』うかがったり、

『じっと』眺めたりはせず、

あくまで自然に観察する。

そして、その観察を『自分』にも当てはめてみる。

この2つを実践することで、

ビッグコンタクトに必要な

『細かな気配り』ができるようになっていきます。」

□「1マジシャンが、

『この中から1枚、カードを選んでくれませんか?』と言って、

手元にあるカードの束を観客のほうに押し出す

2マジシャンが、

『この中から1枚、カードを選んでもらってもいいですか?』と言って、

手元にあるカードの束に観客の指を伸ばしてもらう

この違い、おわかりいただけるでしょうか。

1では、カードの束を観客のそばにまで運んでいます。

それはつまり、

こちらから相手のパーソナルスペースに侵入することになるため、

観客に不快感を与えてしまう可能性があります。

それに対して2では、

カードの束はマジシャンのすぐそばにあります。

そこから1枚を取るということは、

観客がマジシャンのパーソナルスペースに侵入することになるため、

観客は不快感をもちづらいのです。」

□「いきなり話しかけても不審者扱いされて、

相手にしてもらえません。

そこでN氏どうするのか。

なんと、車内販売のお姉さんが来たときに、

あわててお金を出したふりをして、

財布から小銭をばらまくのだそうです。

すると、さっきまでこっちには

なんの興味も関心ももっていなかった隣の席の人が、

『ありゃありゃ』とか言いながら、

その小銭を拾うのを手伝ってくれます。

そうなれば、しめたもの。

お礼を言って缶コーヒーを1本ご馳走し、

『こうして新幹線の隣の席になったのも何かのご縁。

もしよかったら、少しお話をしませんか』

と切り出します。

すると不思議なことに、

まるで以前からの友人だったかのように

楽しくお話ができるのだそうです。」

□「観客に僕(マジシャン)のことを好きになってもらう、

ということ。

好きになってもらうことで、

『この人なら、だまされてもいい』

という心の準備を観客にしてもらう、

これこそが『だまされる』を

極上のエンターテイメントへと変える秘密なのです。

なぜならマジックとは、

目の前で起こるものではないからです。

本当のマジックは、心の中、頭の中で起こるのです。」

□「【スナイピングプライズとショットガンプライズ】

スナイピングプライズとは、

標的を狙うスナイパーのように、

相手が褒めてほしいと思っているところを的確に見抜き、

そこをピンポイントで褒めるテクニックです。

中略

『褒められたい箇所』は人によって違うのと同時に、

無数に存在します。

それらの褒められたい箇所をひと言で攻めるには、

ショットガン、つまり散弾銃で撃つかのように、

一度の射撃で複数の弾丸が広範囲に当たるようなひと言が必要です。

そこで、的を曖昧にして褒めるわけです。

たとえば、『今日は雰囲気が違って、なんだかいいですね』

といったかたちです。

このように褒められると、

『雰囲気が違って、なんだかいい』

という印象を相手に与えた理由は何かを無意識に考え始めます。」

□「途中で『不安』の表情をすることで、

『あれ・・・、もしかして失敗した?』

と一瞬心配させておいて、

すぐに笑顔でそれを解消してあげる。

すると、観客はほっとします。

このとき、観客は心の底から

『当たってよかった』と思うでしょう。

その感情が『マジックのタネを見抜きたい』

という気持ちも脇にそらしてくれます。

『表情』がマジックの成功率を上げているわけです。」

□「マジシャンの演技スタイルを殺人事件の関係者に見立てて、

『キラー』『ウィットネス』『ヴィクティム』

と分類することがあります。

中略

キラー

=「どうだ、すごいだろ」というように、

自分の力で現象を起こしているように見せるスタイル

ウィットネス

=証言者とは、

観客と同じ目線で現象を見つめるスタイル。

ヴィクティム

=被害者とは、マジシャンが現象に翻弄されるスタイル」

□「『嘘』を相手の記憶から消してしまうには、

『真実』の中に『嘘』を混ぜること

『嘘』と『真実』を別々に見せるのではなく、

同じタイミングで見せること。」

□「『腕を組むのをやめてください』

などの直接的な指示や暗示は逆効果です。

すでにおたがいの信頼関係ができているなら話は別ですが、

人は普通、知らない相手から直接的に言われたことを

素直に『はい、そうですか』と聞いたりはしないものです。

ですので、

カードを選ぶためとか、小物を持つためといった

『別の理由』をつけることで、

その動作を正当化してあげるのです。」

□「人間とは不思議なもので、

人に『こうだ』と言われたことはなかなか信じないのですが、

自分で考えたことはとても強く信じます。

だから僕は、1秒の間をおきます。

その1秒間で、観客に自分の頭の中で、

僕の手の中がどうなってしまったのか考えてもらい、

『ひょっとしたら、コインが消えてしまったのでは?』

という想像の種を植えつけたいのです。

この想像の種をうまく植えることができたら、

あとは観客が勝手に自分で大きく育ててくれます。」

□「【イエスセット】
「ここにトランプを持ってきました。みなさん見えますか?」

観客、頷く

「では、このトランプをよく調べてください。よく切られて、
バラバラになっていますね?」

観客、頷く

「トランプには4つのマークがあるのはご存知ですか?」

観客、頷く

「もし1つ好きなマークを思い浮かべてもらって、

そのマークのトランプを私が一瞬で取り出すことができたら、

不思議だと思いませんか?」

本当は不思議だと思わない人もいるが、3回頷いているのでそのまま頷く

□「【サーストンの3原則】

1マジックを演じる前に現象を説明してはならない

2同じマジックを2度繰り返してはならない

3タネ明かしをしてはならない」

□「人が本当の意味でいちばん心動かされるのは、

誰かの想いと汗を感じたときではないでしょうか。」

思いどおりに相手を操るマジシャンの心理テクニック
ー人はなぜ手品のタネを見抜けないのか』

ナカノ・マクレーン氏

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■それでは、
「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)
 をどうぞ。

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3.【ゲリラにとっての詐欺とは8ー相手の脳に参加してもらう】

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■みなさん、悪用厳禁ですよ(笑)

■偶然、私(合田)も使っていたのが

「イエスセット」でした。

うん、うんうん、うんうんうん!!!

という流れです(笑)

■一方、よく外していたのが、

スナイピングプライズでした(泣)

例えば髪切っていない人に、

「髪きったよね?」とか聞いて撃沈していました(泣)

今後はショットガンプライズを使うことにします(笑)

■腕を組む人に対して、

▲カードを選ぶため

▲小物を持つため

といった『別の理由』をつけることで、

その動作を正当化してあげる

というのは、

高等技術ですよね。

■そういえば知人の英語講師の方が、

空調の温度を気にしてあげることで、

「あなたを思っている」ということを暗に伝える、

とおっしゃっていましたが、

この技術と類似していますよね。

■教師や大人はつい、

「腕を組むな」と言ってしまいませんか?

言い換えると、

直接「○○しろ!」とか「○○するな!」

と言ってしまう。

■私(合田)はへそ曲がりのあまのじゃくだったので、

よくわかるのですが、

そんなことを言われて「○○」するぐらいなら、

もうやっとるわ!

という話です。

■だから、

その動作を自然にやる、自然な流れや環境を作ることで、

気づいたら「既にやってしまっている」状況を作る、

というのは重要だと思いました。

■かつて講師の仕事を始めた2年目、

夏期講習で3日連続遅刻、かつすぐ寝る、

というツワモノがいました(笑)

さすがに見かねて、

「演技でブチ切れ」したことがあるんですよ。

■逆効果でした(泣)

翌日から、そいつの周りにいた2人の女の子が、

授業から消えました。

多分、怖かったんでしょうね。。。

■マジックとは、

合意のもとに行われる「騙し」でしょう。

そして、そこには、

こちらのコントロールではなく、

「相手の脳の積極的参加」がメインとしてある。

■これは大きな学びでした。

悪用厳禁ですよ(笑)!

素敵な週末をお過ごし下さい!

【ゲリラにとっての詐欺とは8ー相手の脳に参加してもらう】
・サマリー
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【Street & Book Smart Summary ┃
┃                 ┃
┃■マジックとは、        ┃
┃                 ┃
┃合意のもとに行われる     ┃
┃               ┃
┃「騙し」であり、       ┃
┃               ┃
┃そこには、          ┃
┃               ┃
┃コントロールではなく、    ┃
┃               ┃
┃「相手の脳の積極的参加」が  ┃
┃               ┃
┃メインとしてある       ┃
┃                 ┃
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┃発行者: (合田啓作)
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