20170929・168号ゲリラにとっての投資とは15ー信じながら疑え

平成29年9月29日 Street&Book Smart168号

【ゲリラにとっての投資とは15ー信じながら疑え】

    合田啓作(ごうだけいさく)             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<配信開始から455日以上に渡って継続中の
Street & Book Smart& Highlight(ハイライト)>

1.『怒らない経営』

大藪崇氏

2.【ゲリラにとっての投資とは15ー信じながら疑え】

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■今日は朝から授業×2。

その後移動して授業×1。

最後に遠隔映像授業です。

■合間に読書。

【ゲリラにとっての投資とは13ーノリで行け】

でもご紹介した大藪崇氏の

『怒らない経営』

■大学時代、パチンコでプラスになった1000万円のうち、

350万円を貯金に回し、

そこから最終的には25億前後まで投資として成果を出した上で、

その利益を元手に地元・愛媛で事業を始められたようです。

■以下、カンブリア宮殿番組内で、

村上龍氏も

「今までのゲストで1番不思議な人かもしれない」

とおっしゃっています(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=CH_hupjWiLE

■ざっくり経歴を参照すると、

愛媛大学法文学部卒業

→在学中にパチンコで約1000万円売り上げる

→就活でパチンコ台製造メーカーにトライするも失敗

→パチンコでの利益を元にファイナンシャルプランナーの勉強を始める

→夜間の専門学校で公認会計士資格のために学ぶ

→大学院を受験するも失敗

→本格的に投資活動を行い、不動産投資も行う

→愛媛にて今治タオルやみかん、温泉経営など、地場産出の商品を扱う事業家になる

→現在は投資家+エイトワン代表取締役

という活動をされています。

■1979年生まれなので、

歳は私(合田)とほぼ同い年。

親近感を持ちながら読みました。

以下、一部引用します。

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1.『怒らない経営』

大藪崇氏
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□「(学生時代、パチンコに)

勝っても負けても、

すべて自分の責任であると受け止め、

『どうしたらプラスになるか』

を徹底的に考えた。

大げさに聞こえるかもしれないが、

パチンコを通じて自分なりの信念を持ち、

戦略を練り、それを実行し、

最終的に結果を得るという経験ができた。

信念を持って動けば『常識』もくつがえせることは、

私のモノの見方の基本になった。」

□「投資の世界はリスクが伴う。

私は最初の段階でそのことを身をもって知った。

株式投資を始めた最初のうちは、とにかく成果が出なかった。

利益を出すどころか、連戦連敗だった。

手元にあった200万円の資金は1年半後にはわずか35万円まで減少。

このままでは貯金は底を突いてしまう。

あっという間に

『もうここで頑張るしかない』

という状況まで追い込まれた。

24歳の私は早くも背水の陣で臨むことになった。」

□「負け続けているうちに、気づいたことがあった。

それは負けるのにはやはり理由があるということだった。

『当たり前だ』と思うかもしれないが、

赤字を出し続けるまで、そのことに気づかなかった。

毎日の取引のプラス、マイナスは数字を記録していたものの、

理由がわからないまま負け続けていた。」

□「それがこのころになると

『どういうミスがあったか』を踏まえて、

『あのときにはこうしておけばよかった』

と考えるケースが増えた。

それが積み重なるうちに、

『もし同じ状況になったら、次はこうしたらうまくできるのではないか』

とシュミレーションするようになった。

取引の成功や失敗については書き出すことはしなかった。

むしろ、頭の中で何度も反すうしながら、

自分なりの相場観というべき感覚を蓄積していった。

□「株式投資は最終的にマイナスになったとしても、

その過程では

『今、世界の政治情勢がどんな状態にあるのか』とか、

『国内のマクロ経済がどうなっているのか』といったことを

理解しておく必要がある。

自分が投資している会社に対して、

『どういう製品やサービスを手がけているか』から調べ始めて、

様々な角度から研究が必要だ。

そこからほかの企業にも興味が広がり、

自分の投資先と同じタイプの会社を探し、

『こういう分野が今後伸びていく』といったことも見えてくる。

利益を出すためには、

世の中の動きにいやがおうでも敏感にならざるを得ない。

そして、それはきっと、実生活でも役に立つはずだ。」

□「ほとんどの人は当然のように

『では、そのコツとは何か。教えてほしい』と聞く。

これに対してやはりストレートな回答は難しいが、

私なりに『儲けるための真理でないか』

と思っていることを伝えている。

それは当たり前なのだが

『業績が伸びる会社の株は上がる』

ということだ。

ここで大切なのは

『業績がいい』ではなくて『業績が伸びる』という点だ。」

□「『努力や経験』が大切になる。

例えば、情報収集は欠かせず、

東京証券取引所の各銘柄についての開示情報は毎日見るべきだ。

株価に影響する材料は、

やはりここに載っていることが多い。

同時に自分が注目する会社の4半期決算などの資料にはひたすら目を通す。

これも丁寧に読んでいると会社の状況は、とてもよく分かる。

きちんと目を通していけば、会社としての勢いが分かる。

そのほかによく見ているのは、

株式公開の初値を分析しているサイトや

関連情報をまとめているサイトなどだ。」

□「私は普段から怒ったりすることがほとんどない性格で、

加えて気持ちをフラットに保つことをいつも心がけている。

そして、このことは株取引で利益を生む上で役立っている。

うまくいかない状況が続いても、頭に血が上るようなことはない。

また、投資する銘柄には自分なりの確信を持って買うが、

その確信は間違っているかもしれないという疑いを常に持っている。

自分が間違っていると思ったら、売ることに何のためらいもない。

もちろん、そこで売るという判断のほうが間違っている可能性もある。

それならばまた買い直すことも全くいとわない。

気持ちはずっとフラットだ。」

□「株式投資には運の要素もある、と思う。

下降相場で投資を始めると

『手の打ちようがない』ケースに陥り、

コツをつかむ前に資金がなくなりかねない。

これが上昇相場ならば、少しミスしても

プラスになることがあり、コツをつかみやすい。

□「株式投資をスタートした理由は

『マイホームに3000万円のローンを使うと結局、

6000万円=2軒分のお金を返済する』

ことに驚いたからだった。

このため、株式投資での最初の目標は

マイホームを一括で購入できる3000万円だった。

それが達成できると、

次の目標は会社員として働いた場合の生涯年収だった。

『2億〜3億円のキャッシュをつくることができたなら、

人生を逃げ切れる』と考えた。

これにも到達すると、次の目標として10億円が浮上。

金額にたいした根拠はなかったが、

『10億円ほどもあれば、どんなことがあってもびくびくすることなく

堂々と生きられる』と思った。

その目標もクリアできた。」

□「最近では国内の株式市場の立ち会い時間である午前9時から午後3時までは

自宅での投資活動に専念。

それが終わると本社に出社し、

経営者としての仕事に取り組んでいる。

朝から投資家、夕方から企業家というワークスタイルであり、

周囲から見たら変則的に見えるかもしれないが、

このやり方が今の私にはベストだ。

私が投資で利益を出した場合、

社員にも私個人からボーナスを支給し、

投資家として結果を出すことで喜んでもらえる仕組みを作っている。」

□「事業を展開する上でも、

投資家としての視点がとても役に立つ。

上場企業は事業にかかわる人を

ハッピーにするビジネスモデルをつくり出しているからこそ

上場できるわけで、優れたビジネスモデルがそろっている。

投資家としてそうした会社を知ったり調べたりしてきたことは

経営にも役立つことには気づいていた。

さらに、実際に経営をしながら投資家目線で

『自分のビジネスは、どうしたらより多くの人に喜んでもらえるか』

『上場できるような素晴らしいビジネスモデルをどうしたらつくることができるか』

と見るようになった。

『投資家としてみたとき、自分のビジネスに投資するか』も考えたし、

投資家の視点は思っていた以上に事業に役立つ。

投資家としてお金を出したいと思えるようなビジネスをつくりたい。

様々なことを経験して自分自身を成長させていきたい。」

『怒らない経営』

大藪崇氏

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■それでは、
「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)
 をどうぞ。

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2.【ゲリラにとっての投資とは15ー信じながら疑え】

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■大学の授業にはほとんど出なかった、

という点にまず深く共感しましたネ(笑)

■次に、20代を紆余曲折に費やした点も

我が事のように思い出しました(泣)

■1点明確な違いを挙げるなら、

大藪氏はパチンコから始まり、投資活動を続けたこと、

一方で私(合田)はいわゆる純粋な投資活動を行わなかったこと、

という点にありました。

■一方共通点を挙げるなら、

▲研究が好きなこと

▲感情の浮き沈みがあまり大きくないこと

▲自分のことを信じつつ、同時に疑えること

▲1つの職業やあり方へのとらわれが少ないこと

の4点は大きな共通点でしたね。

■この中でも、他にも応用可能で重要だと思うのが、

▲感情の浮き沈みが大きくないこと

▲自分のことを信じつつ、同時に疑えること

です。

■例えば私(合田)の仕事の1つである講師で、

究極的に伝えたいポイントの1つは、

「とらわれるな」

です。

■どういうことかというと、

例えば、現代文・評論の説明問題で、

「推論とは決断である」とはどういうことか?

と問われた場合、

まずは「推論」×「説明」を文中に探そうと方針を立て、

そのまま離陸(本文に探しに行く)する。

しばらく上空を飛行したものの、

どうやら「推論」×「説明」がないようだとわかった。

そんなとき、多くの生徒さんは

「探したものがない→自分が間違っている」

となり、思考停止・フリーズしてしまいます。

わからないことに耐えられないから。

■そうではなく、

「推論の近似値」×「説明」と方針を立て直して探しなおしたり、

「推論は決断だ」という主述関係から、

主語の「推論」ではなく「決断」×「説明」と方針を変えたり、

といった「とらわれない柔軟性」が鍵になってきます。

■しかも、方針→離陸→着陸の最中は、

「100%確信する」ことはほぼない。

あくまで、手持ちの時間と、手持ちの情報から、

「○と△という情報に基づく限り、答えは2ではなかろうか」

という50%程度の「仮説」として問題を解かなければならない。

■この感覚は、

深く納得する→解く

という感覚とはズレるため、

一定量の経験を積まないと実感として理解できません。

でも、深く納得する→解く

では、現実のスピード感としても、経験値としても、

間に合わないことが多い。

■こういう「仮説」に基づいた50%程度の行動をとるさいに、

▲感情の浮き沈みが激しい人

は、混乱したり、自分を責めたりして、

一気に集中力が下がり、手を止めてしまうんですよね(汗)

信じながら疑い、随時修正をかけ続けていく感覚は、

まさに大藪氏と共感できる点であり、

この感覚は、今後投資活動をしていく上でも、

指針にしていこうと私(合田)は思いました。

■この、

▲感情の浮き沈みが大きくないこと

▲自分のことを信じつつ、同時に疑えること

は、案外見落とされがちな重要ポイントではないでしょうか。

☆今回の関連バックナンバーはこちら

154号・ゲリラにとっての投資とは1ーまずは肌感覚から

http://bit.ly/2gX8KsM

155号・ゲリラにとっての投資とは2ー自分たちの資金を自分たちで稼ぐ

http://bit.ly/2gZTgEJ

156号・ゲリラにとっての投資とは3ー自らの種銭から行動せよ

http://bit.ly/2xk1mxX

157号・ゲリラにとっての投資とは4ー鵜呑みにせず・自ら調べよ

http://bit.ly/2wrDTqr

158号・ゲリラにとっての投資とは5ー信用を創造せよ

http://bit.ly/2ycITBs

159号・ゲリラにとっての投資とは6ー価値補強のために借りる

http://bit.ly/2yl8g3U

160号・ゲリラにとっての投資とは7ーキャッシュ・フローを生め

http://bit.ly/2fgZUFY

161号・ゲリラにとっての投資とは8ー将来価値>目先価値

http://bit.ly/2xvTp99

162号・ゲリラにとっての投資とは9ーすべての法則を破れ

http://bit.ly/2wDTUP5

163号・ゲリラにとっての投資とは10ー論理よりも感情に気をつけろ

http://bit.ly/2y2U0A0

164号・ゲリラにとっての投資とは11ー売り手にも買い手にもなれる
http://bit.ly/2fN2Siq

165号・ゲリラにとっての投資とは12ーコンテクストを作れ
http://bit.ly/2fNmbZ0

166号・ゲリラにとっての投資とは13ーノリで行け
http://bit.ly/2wXX2R4

167号・ゲリラにとっての投資とは14ー私(合田)もやってみます
http://bit.ly/2yMFf1s

3 【ゲリラにとっての投資とは15ー信じつつ疑え】
・サマリー
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【Street & Book Smart Summary  ┃
┃                ┃
┃■▲感情の浮き沈みが       ┃
┃                ┃
┃あまり大きくないこと      ┃
┃                ┃
┃と               ┃
┃                ┃
┃▲自分のことを信じつつ、    ┃
┃                ┃
┃同時に疑えること        ┃
┃                ┃
┃は、              ┃
┃                ┃
┃100%の確信を得ることができず  ┃
┃                ┃
┃仮説と行動によって       ┃
┃                ┃
┃修正しながら解答を見つける   ┃
┃                ┃
┃全ての人にとって        ┃
┃                ┃
┃重要ポイントではないだろうか    ┃
┃                ┃
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┃発行者: (合田啓作)
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