20170927・166号ゲリラにとっての投資とは13ーノリで行け

平成29年9月27日 Street&Book Smart166号

【ゲリラにとっての投資とは13ーノリで行け】

    合田啓作(ごうだけいさく)             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<配信開始から455日以上に渡って継続中の
Street & Book Smart& Highlight(ハイライト)>

1.『新富裕層の研究ー日本経済を変える新たな仕組み』
加谷珪一氏

2.【ゲリラにとっての投資とは13ーノリで行け】

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■今日は、朝から授業×4。

その後、移動して授業2です。

■合間に読書。

「お金持ち研究」で大量に著作を出しまくっている加谷氏。

例えば、

▲『お金持ちの教科書』

▲『億万長者の情報整理術』

▲『お金持ちはなぜ「教養」を必死に学ぶのか』

などなど、興味をそそられませんか(笑)?

■加谷さんの経歴をざっと拝見すると、

東北大学工学部原子核工学科卒業

→日経BP社→野村證券グループ投資ファンド運用会社

→独立+経済評論活動

という経歴の方です。

一部引用します。

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1.『新富裕層の研究ー日本経済を変える新たな仕組み』

加谷珪一氏

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□「これまで事業の立ち上げには、

多額の資金と人員、

時間を必要とするというのが常識でした。

しかし、新しい経済システムの下では、

同じ経済成長をするのに必要となる

リソースの量は大幅に減少します。

そうなってくると、

マクロ経済における設備投資の概念も

徐々に変質する可能性が出てきます」

□「愛媛県松山市に本拠をかまえる

エイトワンの創業者・大藪崇氏は、

市内の道後温泉の宿泊施設の立て直しを皮切りに、

今治タオルのショップ愛媛みかんの販売など、

地元・愛媛にこだわった事業を多数展開しています。」

□「大藪氏は愛媛大学法文学部在学中はパチンコに熱中し、

あまり講義には出席せずに何とか卒業。

就職はせずに、

パチンコで稼いだ資金を元に株式投資を行ないます。

当初、200万ほどあった資金は35万まで減ったそうですが、

徹底的に投資手法を研究することでピンチを切り抜け、

最終的に15億円まで資産を増やしました。

□「その後、知人からの紹介で

経営が傾き始めた道後温泉の旅館の再生を持ちかけられ、

多くのトラブルを克服して再生に成功します。

そして、地域の特徴を生かした事業を多数展開して今に至っています。

大藪氏は規模を追求し、

自らの事業を大きくすることはあまり考えていないようです。

『地域の特徴を生かした10億円の事業を100個作りたい』

と述べています。」

□「大藪氏は究極的には

社員ゼロの会社を目指しているそうです。

社員ゼロというのは、

人の力に頼らないということではありません。

社員全員を従業員としてではなく、

役員として処遇したいという意味です。」

□「大藪氏は、

『人は従業員という立場のままでは究極的には幸せになれない

と述べており、

リスクを取って、自分の裁量で仕事ができるようになってはじめて、

本当の満足感が得られると考えています。」

□「先進国では、

金融機関や調査会社が

巨大な信用情報データベースを構築しており、

これにもとづいて融資の可否に関する判断を行っています。

このデータの持つ威力はすさまじく、これが存在することで、

既存の金融機関は他業種からの新規参入を防いでいます。」

□「ところが、アフリカなど途上国では、

個人の信用力を調査するための大規模な仕組みがもともと存在しません。

では、彼らはどのようにして利用者の信用レベルを審査しているのでしょうか。

そのヒントは、スマホなどITデバイスののなかにあります。」

□「こうした金融サービス事業者は、

スマホのアプリを使って

利用者に必要最低限の情報を入力させます。

その後、スマホの利用履歴など個人情報を収集し、

最終的な融資の可否や金額を判断しているのです。

たとえば、

深夜割引の時間帯に多くの通話を行う利用者は

信用力が高く返済不能になるリスクが少ないと判断され、

メールの受信より送信が多い人や

スマホのバッテリーの消費が早い人は信用力が低いと判断される。

スマホは、利用者がどの程度意識しているのかは別問題にして、

自分自身に関する情報を社会に提供する役割を果たしています。」

□「社会全体として、

新しい事業の立ち上げにそれほど資本を必要としないとなると、

資本家の立場はかなり低くなります」

□「大きな資本の代わりに必要とされているのは、

アイデアとITスキルということになります。

つまり、資本集約型のビジネスではなく、

知識集約型のビジネスです。

知識産業化社会では、

すでに存在しているビジネス・リソースを

ネット上でうまく見つけ出し、

これをうまく組み合わせて新しい価値を提供できなければ、

大きな富を手にすることができません。

しかも、このようにして手に入れた大きな富は、

必ずしも次の事業の形成に役立つとは限りません。

時代に合った画期的なアイデアを提供できなければ、

連続して富を形成することは難しくなるでしょう。」

□「ポイントは3つあります。

ひとつは、オーナー経営者という形態が少なくなり、

純粋な資本家にシフトしていく可能性が高いこと。

もうひとつは、事業の立ち上げと売却を短期間で繰り返し、

大きな富を得る新しいタイプの実業家が増えてくること。

最後は、副業や小規模ビジネスの売却などで、

それなりの資産を形成するプチ富裕層が

多数登場する可能性があることです。」

『新富裕層の研究ー日本経済を変える新たな仕組み』

加谷珪一氏
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■それでは、
「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)
 をどうぞ。

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2.【ゲリラにとっての投資とは13ーノリで行け】

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■加谷さんの本で、

はじめて大藪崇氏を知りました。

http://www.eightone.jp/company/

■例えば、

▲パチンコで稼いだ資金で投資を行い15億

▲「地域の特徴を生かした10億円の事業を100個作りたい」

▲「人は従業員という立場のままでは究極的には幸せになれない」

とか、めちゃくちゃ面白くないですか?

■例えば、

誰もが知る地元企業の年商はどれくらいでしょうか?

例えば北九州市に本拠地を置くTOTOで5700億前後、

福岡市に本拠地を置くコカ・コーラウエストで4500億前後、

であり、

ほっともっとや「やよい軒」を展開するプレナスは1500億前後、

大分発祥のファミレスの「ジョイフル」で630億前後です。

そこと比較して年商10億円前後というと、

規模感としては地元トップの0.1~1%程度の規模感です。

■例えば教育業界だと、

河合塾で年商500億前後、

公文式で430億前後、

ECCで410億前後、

という規模感です。

ここと比較しても、年商10億は2%前後です。

■従って、

年商10億というのは、

商売としてはめちゃくちゃな数字ではなく、

それなりに現実的な数字であることがわかりますよね。

■いやいや、まだイメージがわかねぇよ、

という方のために(笑)

■「事業の立ち上げと売却を短期間で繰り返し、

大きな富を得る新しいタイプの実業家」

の例を挙げると、

▲2007年ネット広告会社事業立ち上げ
→4年後グリーに20億円で売却
→キュレーション・サイト「グノシー」立ち上げ
→2年半でマザーズ上場
した木村新司氏

▲マッキンゼー休職中にコードスタートを創業
→バーコード価格比較アプリ「ショッピ!」2社を売却
→スポットライト創業
→スマホを利用した来店ポイントサービス「スマポ」を楽天に売却
した柴田陽氏

▲オグルヴィ・アンド・メイザー
→2008年ブラケット創業
→ソーシャル・カーシェアリングサービス「CaFoRe」立ち上げ
→女性靴オーダーメイドシステム「Shoes pf Prey」立ち上げ
→ZOZOTOWNに8億円で売却
した光本勇介氏

などです。

■こういう方々のインタビューや話を伺っていると、

基本的に「ノリ」や「直感」で動いている人が圧倒的に多い。

例えば、大学院時代の仲間と一緒に、

就職先は決まっているけどやり始めたとか、

面白そうだと思って作り始めたとか。

■考える→やる

ではなく、

やる→考える、

正確には「やりながら考える」。

■例えば、

プログラミング学校に行く→勉強する→始める

ではなく、

いきなり始める→必要なら必要な部分だけ聞く→やってみる

だったり、

いきなり始める→必要なら必要なことをできる人に頼む

だったり、

完全に「ノリ」です(笑)

■鉄鋼業や自動車産業、コンビニ産業を作ろう!

という野望をお持ちじゃなく、

「新富裕層」の「ノリ」にちょっとでもピンと来られたら、

▲ホップ・ステップ・ジャンプ

▲やってみて考える

▲言ってみて考える

▲わからないから聞く、調べる、頼む

という初速と実験が重要なのではないでしょうか?

☆今回の関連バックナンバーはこちら

154号・ゲリラにとっての投資とは1ーまずは肌感覚から

155号・ゲリラにとっての投資とは2ー自分たちの資金を自分たちで稼ぐ

156号・ゲリラにとっての投資とは3ー自らの種銭から行動せよ

157号・ゲリラにとっての投資とは4ー鵜呑みにせず・自ら調べよ

158号・ゲリラにとっての投資とは5ー信用を創造せよ

159号・ゲリラにとっての投資とは6ー価値補強のために借りる

160号・ゲリラにとっての投資とは7ーキャッシュ・フローを生め

161号・ゲリラにとっての投資とは8ー将来価値>目先価値

162号・ゲリラにとっての投資とは9ーすべての法則を破れ

163号・ゲリラにとっての投資とは10ー論理よりも感情に気をつけろ

164号・ゲリラにとっての投資とは11ー売り手にも買い手にもなれる

165号・ゲリラにとっての投資とは12ーコンテクストを作れ

3 【ゲリラにとっての投資とは13ーノリで行け】
・サマリー
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【Street & Book Smart Summary】┃
┃                ┃
┃■鉄鋼業や自動車産業、      ┃
┃                ┃
┃コンビニ産業を作ろう!     ┃
┃                ┃
┃という野望ではなく       ┃
┃                ┃
┃「新富裕層」の「ノリ」に    ┃
┃                ┃
┃ちょっとでもピンと来たら、   ┃
┃                ┃
┃▲ホップ・ステップ・ジャンプ  ┃
┃                ┃
┃▲やってみて考える       ┃
┃                ┃
┃▲言ってみて考える       ┃
┃                ┃
┃▲聞く、調べる、頼む      ┃
┃                ┃
┃という初速と実験が       ┃
┃                ┃
┃重要なのではないか       ┃
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