20170921・162号ゲリラにとっての投資とは9ーすべての法則を破れ

平成29年9月21日 Street&Book Smart162号

【ゲリラにとっての投資とは9ーすべての法則を破れ】

    合田啓作(ごうだけいさく)             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<配信開始から445日以上に渡って継続中の
Street & Book Smart& Highlight(ハイライト)>

1.メルマガ読者の方・ご感想1件

2.『私のウォールマート商法 すべて小さく考えよ』
サム・ウォルトン

3.【ゲリラにとっての投資とは9ーすべての法則を破れ】

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■今日は、夕方から授業×1。

夜は会食です。

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1.メルマガ読者の方・ご感想1件

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■以下、一部引用します。

ーーーここからーーーーーーーー

この回も響いた!

教育というか、

人に物を伝えたい人にとって

大切なことが

『教育力』という齋藤孝さんの著書引用を中心に書かれてる

150号【ゲリラにとっての武器2ーあこがれを伝染させる】

(浅野純人さま・アーティスト・美術教師)

ーーーここまでーーーーーーーーー
■浅野くん、

Twitterでの拡散、

あざーす(笑)!!!

■更新に対して、

リアクションが10号前後ずれていますが、

今後もヨロシクお願い致します(笑)

■合間に読書。

日本では、サニー系列を傘下におさめているウォールマート。

その創業者故サム・ウォルトンが、

自社が発展していく過程について綴ったドキュメンタリーです。

生々しい教えに満ち満ちているのですが、

そこはグッと我慢して(笑)

とりわけ、「投資」に関する点に絞って引用します。

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2.『私のウォールマート商法 すべて小さく考えよ』

サム・ウォルトン氏

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□「ニューポートでアイスクリームの機械を買うために

1800ドルを初めて銀行から借りて以来、

私が借金を快く思ったことは1度もない。

だが、事業を行うには、借金は避けられないと悟ってからは、

借金を重ねることにすぐに慣れていった。」

□「私の一家はどの店にも最大の投資をしていたが、

同時にヘレンと私は首まで借金につかっていた。

その額は何百万ドルにものぼった。

私は悪いことをくよくよ考える性質ではないが、

さすがにこの負債は私に重くのしかかっていた。

万一の事態が発生し、誰もがいっせいに返済を求め始めたら、

とたんに破産するだろうという思いが頭から離れなかった。

こんなことを考えるのも大恐慌時代に育ったせいかもしれないが、

私は何とかして借金から抜け出したかった。」

□「(ヘレン・ウォルトン=サム・ウォルトンの妻)

「株式公開については、私はそうならないようにと望んでいたんです。

私がもしサムを恨むことがあるとしたら、そのことですね。

公開しなくてもやっていけたのにとずっと思っていましたから。

会社のことでこれほど影響されたことはなかったわ。

私が会社以外のことに関心をもとう、と決めたのはこの時です。

わが家の利益を人目にさらすのがいやでたまりませんでした。

公開すると皆があれこれ聞いてきて、

家族も巻き込まれてしまうんです。

開いたままの帳簿のようになるのは、本当にいやなものです

□「株式公開のマイナス面についてはヘレンのいう通りだった。

私たちは、多くの好奇の目にさらされてきた。

だがあの日ニューヨークから戻った私は、

すべての負債から解放される、

という人生最高の喜びを味わっていた。

それ以来、ウォルトン家は

ウォールマート社を61%所有するだけになってしまったが、

その日以降、ウォールマートのための個人的借金は

1セントたりともせずにすんだ。

会社は自ら資金調達をしてきたからだ。

会社は鎖から解き放たれたように発展し、

私の肩からは大きな重荷が取り除かれたのである。」

□「大半の株主総会は都市のホテルなどを使い、

議事録を読みあげたり、

数名の動議を可決したりして、

形式にのっとって短時間で終わる。

その多くは、なるべく参加者が多くならないことを願いつつ、

会社のある地方都市で開かれるのではないかと思う。

だが、わが社はそれとは逆だった。

わが社はもともと誰も来たがらないような片田舎にあるが、

しかし、なるべく多くの人に参加してほしかった。

そこで、週末をゆっくり過ごせるようなイベントを計画し、

ニューヨークやシカゴをはじめ全国からアナリストと投資家を招待し、

往復の交通費は負担してもらったが、

楽しんでもらえたのではないかと思う。

□「こうした株主総会は、上場会社になったばかりのころ、

ウォール街の人々にわが社を知ってもらうためには、

他の会社以上の苦労があったことを示す一例である。

それは1つには、

わが社の経営方針が他社とはまったく違っていたためであり、

また1つには、

わが社がニューヨークから遠く離れているためである。

この時期、わが社はさまざまな評価を受けた。

よい評価で祝福してくれるアナリストもいたが、

今にも崩れそうなトランプの城のようなものだと、

けなす人もいた。」

□「会社の重役たち、つまり、

大規模な会社の経営に身を捧げている人たちにとって、

頭が痛いのは、

投資家たちを混乱させるアナリストたちではないかと思う。

株価は時にはかなり値上がりすることもある。

すると彼らはとたんに騒ぎだし、

『さあ、売りだ。この株は過大評価されている』

というのだ。

だが、私の見解では、これはあまり意味がない。

私たちが会社をしっかりと経営し、

従業員や顧客を大切にする、

などの基本を守ってさえいれば、

必ずうまくいくはずである。

もし私が投資家としてウォールマートの株を買うとしたら、

ウォールマートの店を10店ほど見て回り、

そこで働いている人にこう尋ねるだろう。

「会社についてどう考えていますか。

会社の待遇はどうですか」と。

彼らの答えを聞けば、知りたい情報はほとんど得られるはずだ。

□「会社が大きくなり、投資家の数も増えると、

デトロイトやシカゴやニューヨークへ飛んで行き、

銀行家や株主と話をしたいという思いに駆られるものだ。

だが当初、株主総会を手づくりで始めた経験から、

外部に向かって会社の宣伝をするより、

私はその時間を店の従業員と過ごすほうがいいと感じている。

ニューヨークやボストンでのPR活動や講演会が、

長期的な株価に大きく影響するとは思えない。

評価は実力に伴うものだと考える。」

□「誰かが立てた仮説上の計画を実現できないとしても、

私は気にしない。

株価が若干の影響を受けることはあるかもしれないが、

長期的にはわが社はうまくやるだろう。

予想とか株式市場の評価に真剣に耳を傾けるようなら、

そもそも最初から、

小さな町でディスカウントストアを始めたりはしなかっただろう。

『私のウォールマート商法 すべて小さく考えよ』

サム・ウォルトン氏
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■それでは、
「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)
 をどうぞ。

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3.【ゲリラにとっての投資とは9ーすべての法則を破れ】

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■サム・ウォルトンは、

いわゆるチェーン展開するスーパーの原型を作った人、

といえばしっくりくるでしょうか。

▲エブリデー・ロープライス

▲スーパーマーケット

▲セルフ・サービス

▲大型の商品陳列棚

などなど、小売の仕組みを文字通り「発明」しています。

■ざっくり遡ると、

1945年に米軍除隊後、

アーカンソー州の雑貨屋を購入し、

チェーン展開を開始し、

1954年にはウォールマートの原型である

「Walton’s」の開業と多店舗化を開始しています。

■例えば、

トヨタ自動車の生産方式である、

「ジャスト・イン・タイム」方式

(必要なときに、必要な部品が、必要なだけ、必要な場所にある)

も、ウォールマートの模倣であると言われていますよね。

■その創業者なので、

立志伝中の人物、まさに「レジェンド」なのですが、

そのドキュメンタリーは、

ほぼ、どこを読んでも驚くほどシンプルであることに驚かされます。

■例えば、

「もし私が投資家としてウォールマートの株を買うとしたら、

ウォールマートの店を10店ほど見て回り、

そこで働いている人にこう尋ねるだろう。

『会社についてどう考えていますか。

会社の待遇はどうですか』と。

彼らの答えを聞けば、知りたい情報はほとんど得られるはずだ。」

は、恐らく「投資」という行為の肝を射抜いていますし、

「株価が若干の影響を受けることはあるかもしれないが、

長期的にはわが社はうまくやるだろう。

予想とか株式市場の評価に真剣に耳を傾けるようなら、

そもそも最初から、

小さな町でディスカウントストアを始めたりはしなかっただろう。」

という言葉からは、

ただならぬ自信と、優先順位の明確さが見て取れます。

■優先順位は、顧客、そして従業員。

いや、そんなの当たり前だろ!?

と言われそうですが、

本当にそうでしょうか?

■例えば、私(合田)がサラリーマン時代に最も悩んだのは、

顧客の顔が見えない、ということでした。

8年前に講師の仕事を始めて最も嬉しかったのも、

顧客の顔が目の前で見れることでした。

■今でこそ、

同僚も上司も、いわゆる「顧客」であり、

その「顧客」を喜ばせ、好かれることが最重要である、

と骨身に沁みてわかりますが、

当時、バカな私(合田)はそんなことに思いが至るはずもなく、

従って、「オレたちのお客さんって誰なんだろう?」

と悶々と考えていました。

だから、私(合田)が現在のような働き方になって、

最も心がけていることは、

「顧客と接すること」

です。

■サム・ウォルトンの【ビジネスを成功させる法則】を見ると、

「以下の法則のうちの法則10に注意を払ってほしい。

もし、あなたがそれを正しく解釈できたら、

その真意はこうだー「すべての法則を破れ」

1あなたの事業に夢中になりなさい

2利益をすべての従業員と分かち合いなさい

3パートナーたちの意欲を引き出しなさい

4できる限りパートナーたちと情報を共有しなさい

5誰かが会社のためになることをしたら、惜しみなく賞賛しなさい

6成功を祝い、失敗のなかにユーモアを見つけなさい

7すべての従業員の意見に耳を傾けなさい

8お客の期待を超えなさい

9競争相手より経費を抑えなさい

10逆流に向かって進みなさい

とあり、

ここでも、従業員・パートナー→顧客→ライバル→新法則の発見

と明確な優先順位が貫かれていますよね。

1次情報:従業員・パートナー+顧客

2次情報:現場の売れ行き・値段・利益などの数字の観察

3次情報:1次情報と2次情報に基づいた、サム・ウォルトン氏による
実験→改善→新法則の発明

という流れと優先順位は、

ものすごく参考になりました。

これは、「投資」を行っていく上でも、

そのまま応用できるのではないでしょうか。

☆今回の関連バックナンバーはこちら

154号・ゲリラにとっての投資とは1ーまずは肌感覚から

155号・ゲリラにとっての投資とは2ー自分たちの資金を自分たちで稼ぐ

156号・ゲリラにとっての投資とは3ー自らの種銭から行動せよ

157号・ゲリラにとっての投資とは4ー鵜呑みにせず・自ら調べよ

158号・ゲリラにとっての投資とは5ー信用を創造せよ

159号・ゲリラにとっての投資とは6ー価値補強のために借りる

160号・ゲリラにとっての投資とは7ーキャッシュ・フローを生め

161号・ゲリラにとっての投資とは8ー将来価値>目先価値

3 【ゲリラにとっての投資とは9ーすべての法則を破れ】
・サマリー
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━

【Street & Book Smart Summary】┃
┃                ┃
┃■顧客・パートナーを大切にし   ┃
┃                ┃
┃1次情報:従業員・パートナー+顧客┃
┃                ┃
┃2次情報:現場の売れ行き・値段・利益 ┃
┃                ┃
┃数字の観察           ┃
┃                ┃
┃3次情報:1次2次情報に基づいた    ┃
┃                ┃
┃実験→改善→新法則の発明      ┃
┃                ┃
┃という、            ┃
┃                ┃
┃法則を現場から観察し、     ┃
┃                ┃
┃現在の法則を破っていくという  ┃
┃                ┃
┃プロセスと優先順位は、       ┃
┃                ┃
┃「投資」にも応用できる              ┃
┃                ┃
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┃発行者: (合田啓作)
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