20170919・160号ゲリラにとっての投資とは7ーキャッシュ・フローを生め

平成29年9月19日 Street&Book Smart160号

【ゲリラにとっての投資とは7ーキャッシュ・フローを生め】

    合田啓作(ごうだけいさく)             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<配信開始から445日以上に渡って継続中の

Street & Book Smart& Highlight(ハイライト)>

1.『あれか、これか

「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』

野口真人氏

2.【ゲリラにとっての投資とは7ーキャッシュ・フローを生め】

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■昨夜、Twitterで、

158号ゲリラにとっての投資とは5-信用を創造せよ

でご紹介させて頂いた山口揚平氏ご本人から、

メルマガをリツイートして紹介して頂きました。

山口さん、改めて有難うございましたー!!!

ぜひ、

『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』

をお読み下さい!!!

■今日は、朝から授業×4。

なぞの腹痛も快復し、

その後、遠隔映像授業です。

■合間に読書。

ブルータス・コンサルティング代表取締役で、

グロービス経営大学院やソフトバンクユニバーシティでも

教鞭をとられる野口真人氏。

カネボウ事件の鑑定人や、

ソフトバンクとイー・アクセスの統合、

カルチュア・コンビニエンス・クラブのMBOなど、

企業価値評価を専門にされている方です。

以下、一部引用します。

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2.『あれか、これか

「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』

野口真人氏
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□「選択とは価値判断だ。」

□「僕たちはどうしても価格という

目に見えるものに惑わされてしまう。

しかし、本当の意思決定は

「価格と価格」を比較する世界から抜け出したところ、

つまり、「価格と価値」の両方を見渡す視点からしか生まれない。

□「ファイナンスは

コスト・アプローチとはまったく逆の考え方をする。

つまり、

「銀座の地価が高いから、コーヒーが高い」

ではなく、

「銀座ではコーヒーが高いから、地価が高くなる」

というように、

因果関係が逆なのだ。

□「ファイナンスでは、

持っているお金の額や、

その年たまたま稼いだ金額ではなく、

「将来にわたってどれくらい稼げるか」

で価値が決まる。

これは、モノも企業もヒトもまったく同じだ。」

□「バランスシートの面白い側面が見えてくる。

実は会計におけるバランスシートは

「現金に変えやすい順で上から記載していく」

というルールがある。

この「現金への変えやすさ」のことを流動性という。

中略

他方で、ファイナンスにおける

キャッシュフロー・アプローチは

これと真逆の考え方をする。

流動性の低い資産(お金に変えづらい資産)ほど、

キャッシュフローを生む力があるからだ。

そして、通常のバランスシートには記載されない無形資産が、

最も高い収益性を持っているケースも少なくない

□「ファイナンス理論には純粋な費用の概念はない。

お金の出費はすべて投資と見なされる。

出費とは、価値の尺度であるお金が

いったん手元を離れることにすぎないのだ。」

□「『リスクは危険性ではなく不確実性である

これがファイナンスにおけるリスクの第1の特徴だった。

もう1つの誤解されがちなのが、

『リスクとは悪い結果に関する不確実性だ』

ということである。

ファイナンス理論におけるリスクの概念は、

あくまでも予想した事象に関する不確実性であり、

その結果の良し悪しについては完全に中立である。

つまり、ファイナンスが考えるのは

ダウンサイド・リスクだけではない。

むしろ、ダウンサイド・リスクは

理論の中心ではないとすら言える。

予想よりもいいことが起きる可能性、

すなわちアップサイド・リスクこそが

ファイナンスの真骨頂なのだ。

人生の選択は、

この「望ましいリスク」をどれだけ味方につけられるか

にかかっていると言っても過言ではない。」

□「「株価の動きが予測不可能」と

「リスクは見積もり不可能」はイコールではない。

むしろ、人々の思惑に左右されずに

ランダムに動くからこそ、

統計学的な標準偏差(ばらつきの指標)を使って、

株価のリスクを見積もることができる

□「僕は以前、

JPモルガンやゴールドマン・サックスといった

世界的に有名とされる金融機関にいたが、

そこで働く「頭のいい人」たちが

どれほど高度な株価分析をしているにしても、

内心は「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と思っているはずだ。

それが証拠に、どんな金融機関も機関投資家も、

スクの管理には標準偏差

(=株価はランダムウォークすることが前提)

を使っているからだ。」

□「企業経営者にとって

「お金をどれだけ借りるか」というのは

いつも悩ましい問題だ。

冒頭で紹介した「名古屋式経営」のような

無借金経営至上主義もあれば、

「できるかぎりギリギリまで借入を増やしたほうがいい」

などという人もいる。

また、お金を借りるのは企業だけではない。

学資ローンや住宅ローン、

はたまた消費者ローンという具合に、

僕たちの人生のさまざまな局面で、

人からお金を借りることがある。

では、僕たちは借金とどのようにつき合えばいいのだろうか?

これに対するファイナンス理論の答えは明確だ。

「どうぞ、ご勝手に」

ファイナンスは「僕たちが誰からいくらを借りているのか」

「誰からも借金をしていないのか」を忖度しない。

大切なのは、調達した資金がどんな資産に姿を変えているのか、

そしてその資産がどれほどのキャッシュフローを生むのか

ということなのである。」

あれか、これか

「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』

野口真人氏

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■それでは、

「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)

 をどうぞ。

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3.【ゲリラにとっての投資とは7ーキャッシュ・フローを生め】

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■「銀座の地価が高いから、コーヒーが高い」

ではなく、

「銀座ではコーヒーが高いから、地価が高くなる」

という発想は、

私(合田)には目から鱗でした。

原因から結果を考えるのではなく、

結果から原因を考える。

そして、その結果を下支えする【無形価値】について考える。

【無形価値】とは、

例えば、

▲信用

▲人材

▲ブランド力

▲特殊技術

といった、

バランスシートには記載されない、

しかし、その企業や価値を支える重要な要素です。

■この点で、

私(合田)が関わっている仕事は、

▲講師にせよ

▲コンサルティングにせよ

すべて「無形価値」に属するものであることが

明確にわかりました。

■講師について1点、弱点があるとすれば、

「キャッシュ・フロー」を生み出す仕組み自体を所有していなければ、

単年度の収益が大きかったとしても、

事業売却することもできず、

次年度に継続してキャッシュ・フローを上げることもできず、

従って、市場のダウンサイド・リスクをもろにくらう可能性がある、

という点でしょうか。

■例えば、

○○予備校でスター講師、年収5000万だとしても、

その人が「キャッシュ・フローを生む仕組み」を○○予備校に依存している限りは、

その人自体が「キャッシュ・フロー」を生む力は弱いため、

その人自身の資産価値は低い、

ということです。

この点は勘違いしている講師の人は多い気がします(汗)

オレが凄いのだと。

■さらにファイナンス理論は

「将来に渡って、どれくらい稼ぎ続けられるのか」

という点を重視するのに対して、

講師のような仕事は、

▲人と人の相性

▲単年度の集客数

▲市場の変化

▲会社の財務状況の変化

など、「不確実性」が非常に高いため、

「今年は5000万だったけど、来年は3000万」

みたいなことがふつーに起こることでしょうか(笑)

この点も、自身にキャッシュフローを生み続ける力があるか?

という点にポイントがありますよね。

■自分がどれだけのキャッシュ・フローを生み続ける力があるか?

という点については、

残念ながら大きな看板やブランドに守られているときほど、

気づかず、そして勘違いしてしまうものだと

私(合田)は思います。

■例えば、

大企業の看板がキャッシュ・フローを支えている、

にもかかわらず、稼いでいるのはこのオレだ!

と勘違いしたり、

有名美容室の看板がキャッシュ・フローを支えている、

にもかかわらず、集客しているのはこのオレだ!

と勘違いしたり。。。

■しかし、勘違いしようがしまいが、

最終的な価値は、

【キャッシュ・フローを生み続ける力】

にこそあるとするならば、

大きな看板やブランドに守られているときほど、

ゲリラ的に【キャッシュ・フローを生む】実験を

たくさんやった方がいいですね。

■そこではじめて、

自身の実態価値を知りますし、

勘違いをすることも減りますし、

看板・ブランドの偉大さにも思いが至りますし、

同時に、自身にもある、

小さな芽としての【キャッシュ・フローを生む力】

を見つけることもできますから。

☆今回の関連バックナンバーはこちら

154号・ゲリラにとっての投資とは1ーまずは肌感覚から

155号・ゲリラにとっての投資とは2ー自分たちの資金を自分たちで稼ぐ

156号・ゲリラにとっての投資とは3ー自らの種銭から行動せよ

157号・ゲリラにとっての投資とは4ー鵜呑みにせず・自ら調べよ

158号・ゲリラにとっての投資とは5ー信用を創造せよ

159号・ゲリラにとっての投資とは6ー価値補強のために借りる

3 【ゲリラにとっての投資とは7ーキャッシュ・フローを生め】

・サマリー

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【Street & Book Smart Summary】┃
┃                ┃
┃■【無形価値】とは、       ┃
┃                ┃
┃例えば、            ┃
┃                ┃
┃▲信用             ┃
┃                ┃
┃▲人材             ┃
┃                ┃
┃▲ブランド力          ┃
┃                ┃
┃▲特殊技術           ┃
┃                ┃
┃など、バランスシート上には   ┃
┃                ┃
┃記載されない価値のこと     ┃
┃                ┃
┃                ┃
┃■キャッシュフローを       ┃
┃                ┃
┃生み続ける力があるか?      ┃
┃                ┃
┃については、          ┃
┃                  ┃
┃大きな看板・ブランドに     ┃
┃                ┃
┃守られている時ほど気づかない  ┃
┃                ┃
┃                ┃
┃■そんな時程キャッシュ・フローを┃
┃                ┃
┃自身で生み出す実験をし、    ┃
┃                ┃
┃価値を生む芽を育てていくことが ┃
┃                ┃
┃重要ではないだろうか      ┃
┃━━━━━━━━━━━━━━━━┃

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┃発行者: (合田啓作)
┃お問い合わせ先:keisakugoda@icloud.com

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