20170828・144号ゲリラにとって「使える技術」1ー考える技術・書く技術

平成29年8月28日 Street&Book Smart144号

■【ゲリラにとって「使える技術」1ー考える技術・書く技術】

    合田啓作(ごうだけいさく)             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<配信開始から420日以上に渡って継続中の

Street & Book Smart& Highlight(ハイライト)>

1.メルマガ読者の方・ご感想1件

2.『考える技術・書く技術』

バーバラ・ミント氏・引用

3.ゲリラにとって「使える技術」1ー考える技術・書く技術

今回のメルマガは上記のような構成です。
───────────────────────────────────

■今日は朝から息子のピアノ・レッスン。

まるで私(合田)の子ども時代のように落ち着きなし(笑)

昼から母も交えて家族で昼食。

午後から授業×2です。

━━━━━━━━━━━━━━━━

1.メルマガ読者の方・ご感想1件

━━━━━━━━━━━━━━━━

■以下、一部引用します。

ーーーここからーーーーーーーー

合田さん

お久しぶりです。

まずは、近況報告です。

私は今、大学を休学して、

ニューヨーク大学に留学しています。

ビジネスコーチングとファイナンスのコースを取っているのですが、

社会人向けに開講されている授業なので、

議論が実務的で、大学にいた頃よりとてもおもしろいです。

10月からはケニアで

マイクロファイナンスのインターンシップに参加する予定です。

142号「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦3ー小西史彦氏

で紹介されていたマレーシア大富豪の教え

を読みましたが、

大変共感できる部分と学ぶべき部分が満載で、

読んでいて興奮しました。

休学する前に、弓道部で主将を務めていましたが、

主将になってからより、

それまでに築いた信頼関係がとても役に立っていました。

部員が87人いましたので、

主将といっても部活の中では87人のうちの1人にすぎません。

自分が大きな変革を起こすときに、

いかに多くの構成員に影響を及ぼすか、

いかに1人1人から強い支持を引き出せるか、

広い影響範囲と強い影響強度なくしては、

1人の発言で大きな波を部活全体に起こすことはできません。

主将になるまでに、何とか部活を良い方向にもっていこうと、

部員1人1人の欲求を、その人の発言や性格から見極めて、

そこにアプローチしてきたことが、

主将になってからの自分の影響力を支える要因になりました。

おこがましいのでしょうが、そういう部分が、

小西史彦氏の営業スタイルとその後の周りの支えに通じるところがあったので、

大変共感できました。

話は変わりますが、もし機会があれば、

『考える技術・書く技術』

をいつかのメルマガで紹介してもらえませんか?

大学で勉強しているときに感じたのですが、

情報処理能力が高い学生でも、

テキストを構造的に学習しない生徒は多くいるようです。

例えば、一般的なコーポレート・ファイナンスのテキストは、

多少の前後配置の違いはあるかもしれませんが、

主に投資決定・資金調達決定・配当決定の3つからなっています。

それで、各章に、それぞれを決定するための理論などが肉付けされています。

私はそれを構造的に上から下に枝が分かれていくように学習、

記憶していくのですが、

多くの仲間は小説を読むように、

1章から最終章まで一直線上に読むので、

頭の中で理論の体系化ができていないといいますか、

うまく説明できませんが、

理解に不都合が生じているように感じます。

これは処理能力というより方法の問題なので、

気づかない人はずっとそのままなのでしょう。

合田さんのメルマガは、行動の変化・促進に焦点を当てているようなので、

こういったピンポイントな技術書は紹介しにくいとは思います。

しかし、読者の多くに大学生がいるようなので、

紹介すれば読者の役に立つのではないかと思いました。

実際、親しい友人に、この本を紹介して、

理解の仕方をレクチャーしたら、

それまでの理解の仕方と比べて、

段違いに良くなったと喜んでいました。

いつか機会があれば、お会いできるとうれしいです!!!

(T・Kさま・ニューヨーク大学留学中)

ーーーここまでーーーーーーーーー

■T・Kさん、超長文のご感想を頂きありがとうございます!

NY、愉しんでますか?

私(合田)がNYに行ったのは2002年3月、

ちょうど9.11の半年後で、東京往復2.5万と激安でした。

冬のNY、しかもテロの直後で当時は暗かったのですが、

初秋のNYはおそらく過ごしやすいですよね?

■NYにいらっしゃるT・Kさんに

僅かながらもお役に立てているとのこと、

大変嬉しく拝読しました。

ご指摘のように、

日本では「テクニカル・リーディング」のように、

読むということを技術的に教える習慣がありません(汗)

従って、

▲小説を読むかのごとく

▲心で読むかのごとく

▲自分の中でイメージを立ち上げるがごとく

読む人がほとんどであり、

T・Kさんが指摘されているように、

【ツリー構造→肉付け】

という感覚は薄いですよね?

■早速、『考える技術、書く技術』を以下に紹介させて頂きます(笑)

またお会いできるのを愉しみにしております!!!

ご感想ありがとうございました!

━━━━━━━━━━━━━━━━

2.『考える技術・書く技術』

バーバラ・ミント氏・引用

━━━━━━━━━━━━━━━━

□「『ひとつひとつの文章を簡潔かつ直接的に書き、

それをつなぎさえすればわかりやすい文章になる』

と思い込んでいる方はいないでしょうか。」

□「書いたものが不明瞭なのは、

多くの場合、書き手による考えの並べ方が、

読み手の頭の中の理解プロセスと

うまくかみ合っていないことが原因となっているのです。」

□「読み手にとって最もわかりやすいのは、

まず主たる大きな考えを受け取り、

そのあとにその大きな考えを構成する

小さな考えを受け取るという並べ方です。」

□「考えをピラミッド型に構成すれば、

読み手とのコミュニケーションは大変楽になります。

まず頂上から始め、

徐々にピラミッドの下に移っていけばよいのです。

主たる考えをまず述べることで、

読み手はなぜそういう考えとなるのか

書き手に対して疑問を持つことになります。

そこで、ピラミッドを1段下りて、

その疑問に答えていけばよいのです。

この疑問と答えのプロセスを繰り返せば、

あなたはすべての考えを読み手に伝えることができます。」

□「マジックナンバー7でストップせよ」

□「基本的には、

論理的な並べ方には4つの方法しかありません

・演繹の順序(大前提、小前提、結論)

・時間の順序(1番目、2番目、3番目)

・構造の順序(北から南、東から西、など) 

・比較の順序(1番重要なもの、2番目に重要なもの、等々)」

□「読み手を引きつけ続ける確実な方法は、

ただひとつ、

読み手が抱く疑問を見抜き、

その疑問にずばり答えていくことです。」

□「冒頭の導入部は、伝えたいメッセージ構造の外側、

ピラミッドの頂上部を囲む円と考えることができます。

常に、読み手がすでに知っていることを物語風に伝えます。

『状況(Situation)』を記述し、

その中で発生する『複雑化(Complication)』を記述し、

それから生じる『疑問(Question)』を記述します。

そして、その疑問に対し、

本文で『答え(Answer)』を与えることになります。」

□「例

1主題=植字作業コスト

2疑問=このコストは高すぎるのか?

3答え=その通り

4状況=植字作業コストは全コストの中で最も重要な要素である

5複雑化=比較的に見て高すぎるかどうか不明だが、

競争力がないことから見ておそらくそう言えるかもしれない

疑問(2)このコストは削減できるのか?

答え(3)できる

6新しい疑問=どのようにして?

7キーライン=植字プロセスの中で不要な工程を削ること、

および賃金を競争力あるレベルまで上げること」

『考える技術・書く技術』

バーバラ・ミント氏・引用

————————————————

■それでは、

「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)

 をどうぞ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3.ゲリラにとって「使える技術」1ー考える技術・書く技術

─────────────────────────

■今回、T・Kさんのご感想に触発され、

久々に本棚から取り出した『考える技術・書く技術』。

およそ10年ぶりに手に取りました。

■もとはと言えば、

前職サラリーマン時代に、

上司だった広瀬郁氏から、

「フクスケ(私の当時のアダ名)、おまえこれ絶対読めよっ!」

と言われて読んだのでした(笑)

■当時、広瀬氏からなんどもなんども、

耳にタコができるレベルで言われたのは、

「技術は既にある。その技術をものにせよ。

技術をベースにしない、己の中途半端な個性とか出してくんな! ]

ということでした。

私(合田)はダメ・新人サラリーマンでしたので、

広瀬氏の役には立てませんでしたが(汗)

■当時言われたことの意味は、

今になってようやく理解できるようになりました。

■例えば、

バットの振り方をしらない、

バットに球をミートさせる方法をしらない、

基礎的な技術をしらない野球選手に、

個性も強みもないですよね?

■同様に、

人に何かを書いたり、話したりして伝える際に、

基礎的な技術をしらないやつに個性も強みもない(泣)、

ということです。

■私(合田)の仕事の一部に、

高校生・浪人生に、

大学受験に必要な国語(日本語)を教える、という仕事があるのですが、

▲17~18年間

▲特に技術を習うことなきまま

▲なんとなく地頭や情報処理力で

▲なんとかなってきてしまった

がゆえに、

大学受験のような

▲抽象度が高く

▲分量が多く

▲心で納得することもできず

▲頭で具体的にイメージを立ち上げることもできない

日本語に直面したときに、

完全に「お手上げ」、

ゲリラ的に言うと「爆死」「投降」する生徒さんのなんと多いことか(汗)

■スポーツや楽器を本気で数年間やった経験がある方、

あるいは、海外で数年間過ごした方ならおわかりだと思いますが、

日本って、こういう技術をものすごく軽視していません?

■例えば、真夏の炎天下で、

 100mを100本ダッシュさせて熱中症で人が倒れる。。。

 この事例は技術軽視の典型例だと私(合田)は感じます。

 

■技術とは、

▲「頭を使わない」、

▲「意味がわからない」

▲「目的もわからない」

▲「なんとなく、やらされる数々のあれやこれや」

 を心底、憎み、嫌うところからスタートします(笑)

▲「もっと、楽ができないか?」

▲「もっと、安くできないか?」

▲「もっと、速くできないか?」

▲「もっと、効率良くできないか?」

というように。

■書くことや考えることについて、

▲「もっと、楽ができないか?」

▲「もっと、安くできないか?」

▲「もっと、速くできないか?」

▲「もっと、効率良くできないか?」

 と思われたことがあれば、

 絶賛オススメ、そんな本が『考える技術・書く技術』でーす(笑)!

■1点使用上の注意をお伝えするとすれば、

▲相手との共感

▲相手との信頼関係

▲相手から可愛がられる関係

 が作れていないのに、

▲考える技術

▲書く技術

 だけを磨いても逆効果という点でしょうか。

 ただの理屈っぽい、ウザい奴、ということになりかねませんので、

 その点のみご注意ください(笑)

☆今回の関連バックナンバーはこちら

12年前、学生時代に書いた「ゲリラ活動出陣直前」のブックレビューです(笑)
http://bit.ly/2wnJd2m

139号今、すぐ試せる「小さな現場」でゲリラ活動を行う

140号「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦1ー毛沢東

141号「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦2ーピーター・ティール

142号「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦3ー小西史彦氏

143号「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦4ー田中角栄氏

 ゲリラにとって「使える技術」1ー考える技術・書く技術

・サマリー

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━

【Street & Book Smart Summary】┃
┃                 ┃
┃■技術とは、          ┃
┃                 ┃
┃▲「頭を使わない」        ┃
┃                 ┃
┃▲「意味がわからない」      ┃
┃                 ┃
┃▲「目的もわからない」      ┃
┃                 ┃
┃▲「やらされる数々のあれこれ」  ┃
┃                 ┃
┃ を心底、憎み、         ┃
┃                 ┃
┃ 嫌うところからスタートする   ┃
┃                 ┃
┃                 ┃
┃■考える・書くということに   ┃
┃                 ┃
┃▲「もっと、楽ができないか?」 ┃
┃                 ┃
┃▲「もっと、安くできないか?」   ┃
┃                 ┃
┃▲「もっと、速くできないか?」 ┃
┃                 ┃
┃▲「もっと効率良くできないか?」┃
┃                 ┃
┃ と感じている方には、      ┃
┃                 ┃
┃『考える技術・書く技術』     ┃
┃                 ┃
┃ はオススメである。       ┃
┃                 ┃
┃                 ┃
┃                 ┃
┃━━━━━━━━━━━━━━━━┃

━━━━━
┃発行者: (合田啓作)
┃お問い合わせ先:keisakugoda@icloud.com

┃Copyright(c) ’16-‘Keisaku GODA All rights reserved.

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━