20170822・140号「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦1ー毛沢東

平成29年8月22日 Street&Book Smart140号

■【「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦1ー毛沢東

    合田啓作(ごうだけいさく)             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<配信開始から410日以上に渡って継続中の

Street & Book Smart& Highlight(ハイライト)>

1.メルマガ読者の方・ご感想1件

2.『東西古今 人間学 成功と失敗の戦略と戦術』

城野宏氏・引用

3.「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦1ー毛沢東

今回のメルマガは上記のような構成です。
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■今朝は朝から掃除・洗濯・ゴミ出し(意外ですかね笑)?

その後、移動して1件面会。

夜から授業です。

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1.メルマガ読者の方・ご感想1件

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■以下、一部引用します。

ーーーここからーーーーーーーー

お礼の連絡しようとしたんですが、

わざわざ合田さんから連絡してもらって

申し訳ないです(汗)

僕自身も、

自分が行動する上で思ったことをしっかりその場で書き留め、

いくつもの選択肢を作ることを意識し、

考えるということを目標にしなければならない

ということを気づかされたいい機会になりました!

また、僕自身感じること、

思うことがあれば連絡させてもらいます!

機会があれば、

ご飯(または飲み)

に連れて行ってください!笑

(Sさま)

ーーーここまでーーーーーーーーー

■Sさん、昨日は貴重なお時間をありがとうございましたー!

昨日お話しを聞けたことで、

▲今、すぐに、小さな現場で試すか否か?

▲試すとしたらどういう方法か?

▲顧客のニーズを顕在化する上でのポイントや難点

などをシュミレーションでき、

可能性はゼロではないものの、

極めて難しいビジネスモデルであることがわかりました。

■もし、Sさんにお話しを聞くことなく、

数週間、数ヶ月、数年の時間を

「悩むこと」に費やしていたら???

と思うと、本当に有難いかぎりです。

■最後の一言から、

「飲みに連れて行けーーー!」

という強いメッセージを感じました(笑)

またご一緒させて頂ける日を愉しみにしております!

改めてありがとうございましたー!!!

■続いて、読書。

著者の城野氏は、もう亡くなっているのですが、

ちょっと桁違いというか、

現在の日本にはいないタイプの方です。

簡単にご紹介すると、

1941年野村合名会社時代に徴兵され中国に渡り、

陸軍中尉となるも、

敗戦後、山西省独裁者閻錫山と手を結び、

毛沢東率いる中国人民解放軍と戦う。

1949年捕虜となり禁固18年の刑を受け、

その後1964年に解放・帰国。

という、実際に毛沢東らと戦った張本人の日本人です。

以下、一部引用します。

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2.『東西古今 人間学 成功と失敗の戦略と戦術』

城野宏氏・引用

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□「理論だけで人が動かせるか、

それだけで人が集められているかというと、

そうはいきません。

集まる人もいるかも知れないが、

大多数の人はそれだけでは動かないのです。

どうすればいいかというと、

その人達が持っている1番の悩み、

欲求を引き出してやらないと人は集まりません。」

□「では、どうしたかということです。

山の中に自生している植物など採食しても、

じきになくなってしまうし、

人間は穀物と蛋白質なしでは生きていけません。

この、食べるという根本のことを、

毛沢東は実にうまく解決したのです。

農村調査をしたことから、

実に多くのことを学んでいたのです。

「農村には、富を1人占めしている地主がいる。

その地主のところには、

貧農に作らせた穀物がたくさん貯蔵されている」

そこに目を向けたのです。

軍隊を連れて村に行き、地主の家に乗り込み、

蔵の中から米や、銀貨を持ってきます。

米は食糧になり、銀貨で生活に必要な物資を買えます。」

□「まず食うことを考え、

2万人の軍隊を30万人にしてしまった。

これは実にうまいやり方です。

そうなると国民党も黙っておらず、

これと戦争になる。

ところが、これがまた大抵勝ってしまうのです。

なぜかというと、

勝つ戦だけやって、敗ける戦はしないからです。

どういう時勝てるかというと、

まず人数を多く集める。

敵の4倍ぐらい兵隊を集めるのです。

こういう時に戦えば、

大抵は損害少なく相手を撃退することができます。」

□「それと情報が入る。

近所の村々に貧農が大勢いて、

それが共産党の味方だから、

どこに国民党がいるか知らせてくれる。

国民党の方には情報がないから、

やみくもに進むだけです。

兵力は多いが、情報がこないので、

手探りで進む状態です。

いくら敵の兵力が強くても

必ず手薄の所があるものだし、

そういうことは毛沢東側には逐一報告が入るので、

その情報に基づいて戦えば、

効率よく動けるわけなんですね。

だから井岡山に立て籠もって、3年ももったんです。」

□「敗け戦はしない、危ない時は逃げるということは、

仕事をする時にも参考になると思います。

この2つが上手にできれば、

大体損はしない筈です。」

□「毛沢東という人物は、

かなりの条件を備えています。

理論はありました。

かなりの確定的事実から物事を実行しました。

たとえば成功したケースとして、

農民を動員して、

これに鉄砲を持たせて街を包囲していきました。

これは農村の実情に合ったわけです。

地主の家に押し入って、

地主の持っている銀貨とか食糧を没収して、

これをすべて農民に分けてやりました。

それでますます農民の支持を得て

農民が兵隊になってくることを進めていったわけです。」

□「意気込みも持っていました。

天下を統一しようという意気込みです。

それから成果の3つの条件も持っていました。

つまり、人を動員して共産党という組織体を組織したり、

統一戦線という組織をつくったりして組織動員をやり

これを継続的な抗日戦や蒋介石に対する活動に

持っていくことができたのですから、

成果の条件はみな持っていたといえます。

そして、今後どうしていくかという点についても、

一定の政策を持って、

革命が成功して国家をつくる時には、

連合政府をつくるのだ

という今後の見通しを持っていました。

『東西古今 人間学 成功と失敗の戦略と戦術』

城野宏氏・引用

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■それでは、

「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)

 をどうぞ。

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3.「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦1ー毛沢東

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■私(合田)は毛沢東信者じゃないですよ(笑)

ないんですが、毛沢東から学んだゲリラ戦の要諦は、

1「人の切実な欲望」をおさえる。

2「人の切実な欲望」を満たす

3「確定した事実」に基づいて行動する。

4「組織化」を図る

という4点です。

■教師や講師という人種は、

どちらかというと、

▲学者肌

▲理論派

▲行動が苦手

▲批判が得意

といった方が多く、

「実行」や「行動」、「組織化」といったことが苦手な人が多い中で、

毛沢東は、師範学校教師上がりでありながら、

「実行」、「行動」、「組織化」にたけているという点で、

実は参考にしています。

■例えば、同じ教師上がりで、

「実行」、「行動」、「組織化」に長けている人といえば、

中国インターネットサイト・アリババの創業者、

馬雲(ジャック・マー)も杭州電子工業大学で7年間、

英語と国際貿易を教えていた時期がありますよね。

今では、世界18番目の億万長者になっています。

名言も言いまくっていて、

▲「永遠不放棄(絶対にあきらめない)」

▲「他人を儲けさせろ。そうすれば自然と儲かる」

▲「3つのWin。1つ目は顧客のWin。2つ目は提携パートナーのWin。

3つ目は自分自身のメリット」

▲「他人は自分より優れていることを認めることです。

そうすればあなたは成功します」

▲「今日は残酷、明日はもっと残酷、あさっては良い日」

などなど、たくさんあります。

■なぜ、教師や講師は、

「実行」、「行動」、「組織化」が苦手なのかというと、

▲「人の切実な欲望」よりも「学問的正しさ」を追求してしまうから

▲「他愛もない雑談」よりも「抽象的な理論」を話してしまうから

▲すると、どうしても「個」になりやすく、「組織化」できないから

という3点が挙げられるのですが、

毛沢東も馬雲も、

この難点をうまくすり抜け、

かたや政治で、かたや事業で、

「実行」、「行動」、「組織化」を行っていますよね。

■昨日、

139号今、すぐ試せる「小さな現場」でゲリラ活動を行う

にて、

▲今

▲すぐに

▲試せる

▲「小さな現場」で

▲ゲリラ活動を行う

べく、準備・行動せよ!!!

と書きました。

■この「小さな現場」でまず確認することは、

1「人の切実な欲望」は何なのか?

2「人の切実な欲望」を満たすには?

という2点ではないでしょうか?

■例えば、予備校に来る生徒さんや親御さんの切実な欲望は?

と考えると、

ざっくり全体の1割程度の方が、純粋な知的好奇心追求と、

その結果による大学(だいたい名門)合格、

ざっくり9割の方は、純粋な知的好奇心追求というよりも、

▲いい大学、またはそこそこの大学に入りたい

▲いい大学、またはそこそこの大学に入って、いい給料、安定した生活を送りたい

▲大学くらい行っておかなくちゃ

▲親が大学に行けなかったから、子どもには大学くらい行かせてあげたい

▲子どもに「人並みの生活」をさせてあげたい、という親心

だったりします。

■だから、

全体の1割、知的好奇心追求型の生徒さんには、

理論・抽象度が高い話・淡々とした授業

でも良かったりしますが、

そのほかの9割の生徒さんには、

▲おもしろさ

▲見た目

▲成果が上がるかどうか

▲ついていきたいと思うかどうか

という違う欲求があり、

まさに、

1「人の切実な欲望」をおさえる。

2「人の切実な欲望」を満たす

という2点が重要になります(笑)

■ここで重要なポイントは、

「自分がやりたいこと」をやるのではなく、

「人の切実な欲望」をおさえ、満たすこと。

だから、

あまりにも「自分」にこだわりすぎてしまうと、

「人の切実な欲望」をおさえられない

「人の切実な欲望」を満たせない

「組織化」できない

となり、

結果、肝心の「自己イメージ」も毀損される、

という残念な結果になります(汗)

■今、すぐ、身近な現場で「ゲリラ活動」を行いたかったら、

まるで毛沢東が農村調査をやり、

しかもデータをとるというよりも、

農民と膝を突き合わせて雑談をしまくって実情を確認したように、

「人の切実な欲望」を聞いてみてはいかがか?

と、自戒を込めて書かせて頂きました。

☆今回の関連バックナンバーはこちら

12年前、学生時代に書いた「ゲリラ活動出陣直前」のブックレビューです(笑)http://bit.ly/2wnJd2m

139号今、すぐ試せる「小さな現場」でゲリラ活動を行う

3 「今、すぐ、小さなゲリラ戦」の要諦1ー毛沢東

・サマリー

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━

【Street & Book Smart Summary】┃
┃                 ┃
┃■毛沢東から学んだゲリラの要諦は┃
┃                 ┃
┃1「人の切実な欲望」をおさえる ┃
┃                 ┃
┃2「人の切実な欲望」を満たす  ┃
┃                 ┃
┃3「確定した事実」に基づき行動する┃
┃                 ┃
┃4「組織化」を図る       ┃
┃                 ┃
┃という4点だった        ┃
┃                 ┃
┃                 ┃
┃■今、すぐ、身近な現場で    ┃
┃                 ┃
┃「ゲリラ活動」を行いたかったら  ┃
┃                 ┃
┃まるで毛沢東が農村調査をやり、  ┃
┃                 ┃
┃しかもデータをとるというよりも  ┃
┃                 ┃
┃農民と膝を突き合わせて      ┃
┃                 ┃
┃雑談をして実情を確認したように  ┃
┃                 ┃
┃「人の切実な欲望」        ┃
┃                 ┃
┃を聞いてみることが重要ではないか?
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┃発行者: (合田啓作)
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