20170808・130号「セルフ1」を黙らせた人は、一見「てきとー」で「不真面目」に見える

平成29年8月8日 Street & Book Smart 130号

■【「セルフ1」を黙らせた人は、一見「てきとー」で「不真面目」に見える

    合田啓作(ごうだけいさく)             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
配信開始から410日以上に渡って継続中の

Street & Book Smart& Highlight(ハイライト)>

1.『タイガー・ウッズのスーパーキャディが明かす

ゾーンメンタルトレーニング』

スティーヴ・ウィリアムズ著 引用

2.「セルフ1」を黙らせた人は、一見「てきとー」で「不真面目」に見える

今回のメルマガは上記のような構成です。
───────────────────────────────────

■今週は、
 
 
に引き続き、
 
いかに「セルフ1」=自意識を黙らせ、
 
「セルフ2」=リラックスした心身パフォーマンスを最大化させるか?
 
をテーマに連投しております。
 
 
■今回は、
 
▲グレッグ・ノーマン
 
▲レイモンド・フロイド
 
▲タイガー・ウッズ
 
といった錚々たるプロ・ゴルファーのキャディをつとめた、
 
スティーヴ・ウィリアムズの書籍から引用します。
 
 
■スティーヴ・ウィリアムズがどのようにして、
 
プレイヤーたちの「セルフ1」を黙らせ、
 
「セルフ2」を最大化してきたのか?
 
以下から見てみます。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━

1『タイガー・ウッズのスーパーキャディが明かす

ゾーンメンタルトレーニング』

スティーヴ・ウィリアムズ著 引用

━━━━━━━━━━━━━━━━

□「一流ゴルファーの長所の1つは、

どのショットもそれぞれ独立したものとして取り組むことにある。

すんだことは問題にしない。

過去はどうしようもないからだ。

いま大切なのは、次のショットなのだ。

したがって、トップゴルファーたちの意識には

いつも次のショットしかない。」

 

□「歩行を学ぶとき、赤ちゃんは何度も失敗する。

バランスを失って尻もちをつくたびに、

脳はますます正確な新しい情報を出してくる

脳は意識下でこの情報とハードディスク(海馬)に

すでに記憶してある情報を組み合わせて、

歩行ファイルに必要な修正を加えていく。

その結果、まっすぐ立って歩いて、

家の中を自由に歩き回ることができるようになる。

ここで肝心なのは、転びながら歩行を覚えるとき、

まったく恣意的価値判断をしていないという点だ。

まだ恣意的価値判断ができないからで、

赤ちゃんはバランスを崩して転ぶたびに、

悪態をついたり、うんざりして両手を振り上げたり、怒りだしたりすることはない。

同じように、情報を吸収するのに、忙しくて、

情報吸収の過程をゆがめる恣意的価値判断などしている時間はないのだ。

赤ちゃんはミスに気づくと、

意識下の脳の動きに反射的に応えて、

試行錯誤をくり返していくのである。」

 

□「1番ティーに向かうとき、だれもが経験する独特の感覚がある。

胃がきゅっと締めつけられるような感覚だ。

今日1日どんなゲームになるのか、

もしかするとひどいことになるかもしれない

という予感である。

中略

こんな感情は「おじけ」や「神経過敏」などと呼ばれるが、

そんなときによくあるのが

「もっと強くならなければ・・・。もっと集中するのだ」

と自分を叱咤激励する態度である。

ところが、これは大きな間違いなのである。

実は気を強くもって失敗を回避しようとすると、

かえって失敗を確実にすることになる。

集中しようと心がけるのは、集中していない証拠なのである。

イライラに反応して精神集中を心がけるのではなく、

少し距離をおいて、

心の中がどんな様子になっているのかを考えてみることだ。」

 

□「一流プレーヤーが一流になる大きな理由は失敗から学べる点にある。

しかし身勝手な熱狂的ファンたちから

マイナスのゴミが潜在意識に入り込むのは歓迎しない。

有益な批評とゴミをふるい分けるだけでなく、

批評をマイナスの形ではなく、

プラスの形にして潜在意識に送り届けるのだ。」

 

□「多くの人は潜在意識に自覚的意識、すなわち意志を押しつけて、

投入した時間と努力を回収しようとしがちだ。

しかし、これではうまくいかない。

自覚的意識と潜在意識は主人と召使いではなく、

対等のパートナーなのだ。

どちらも固有の能力があって、

ピッタリ噛み合えば完璧な結果が生まれる。」

 

□「ボールにアドレスする直前、

ゴルファーは自覚的意識のスイッチを切って、

ショットの実行をすっかり潜在意識にまかせる。

ショットが完了したら、意識にふたたびスイッチが入る。

 

□「キャディとしてのスティーヴは、ゴルファーが集め、

自覚的意識から潜在意識へと伝えられるデータに、

ヤード数や関連情報を追加することで、

絶えず切り替えができるようにする。

そのあとスティーヴは一歩後退して、

ゴルファーに自覚的意識のスイッチを切って、

ショット前の視覚化をさせる。

ショットの後、スティーヴはゴルフ以外の話題を振って、

精神集中のプレッシャーからゴルファーを解放する。

こうしてスティーブはゴルファーの頭の切り替え装置の一部になっている。

それどころか、スティーヴはかなりの程度まで

ゴルファーの切り替え装置そのものなのだ。」

 

『タイガー・ウッズのスーパーキャディが明かす

ゾーンメンタルトレーニング』

スティーヴ・ウィリアムズ著 引用

————————————————–

■それでは、

「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)

 をどうぞ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2.「セルフ1」を黙らせた人は、一見「てきとー」で「不真面目」に見える

─────────────────────────

■復習すると、

「ボールにアドレスする直前、

ゴルファーは自覚的意識のスイッチを切って、

ショットの実行をすっかり潜在意識にまかせる。

ショットが完了したら、意識にふたたびスイッチが入る。

とあるうち、

自覚的意識=セルフ1、

潜在意識=セルフ2

であると、私(合田)は捉えました。

 

■例えば、受験生を見ていてよくあるのが、

▲高得点者ほど、制限時間の80%程度の時間で終わっていて余裕がある

▲低得点者ほど、制限時間ギリギリ、しかも時間切れになっていて余裕がない

という現象です。 

 

■数学で100点満点をとった子に聞くと、

「60分中40分程度で終わり、いくつかは「瞬殺」できた」

と口を揃えて言いますし、

国語で180点/200点を超える点数をとる子は、

▲ゆったりとした雰囲気で

▲リラックスして

▲時間制限も余裕で

▲得点に直結する無駄のない「最善手」だけを指している

感じの発言をします。

 

■伝えるのが難しいのが、

高得点者の「セルフ1」が抑制され、「セルフ2」が活性化された雰囲気が、

一見、

▲てきとー

▲不真面目

に見えること(汗)

 

■誤解を恐れず言うと、

低得点者ほど、

▲「セルフ1」の声が大きく

▲ものすごく頑張っている雰囲気で

▲でも、「悪手」も多く、

▲結果、なかなか結果に結びつく「最善手」を打てないので

「てきとー」で「不真面目」に見える「セルフ2」が活性化した状態を、

理解できない、理解したがらないことが多いですね。

 

■サッカーがお好きな方は、

メッシやネイマールのゴール直前の動きを映像化してみて下さい。

ゴール前後の、「まさにここ!!!」という1%くらいの時間「のみ」、

めちゃくちゃいい動きをしませんか(笑)?

逆に、あとはチンタラしてる、とゆーか、

「てきとー」で「不真面目」に見える(笑)

 

■というのも、

集中力、体力ともに、

私(合田)の理解だと、

もってせいぜい5分程度、

という感触があります。

 

■例えば、90分の授業であれば、

5分集中→1分弛緩→5分集中→1分弛緩

というリズムが15セットあるイメージで、

私(合田)は授業を組み立てます。

 

■例えば、先輩経営者の方に話を伺うと、

ほぼ例外なく、

▲「遊べ!」

▲「異業種を見よ!」

▲「関係ないことをこそ本気でやれ!」

ということをおっしゃる方が多いです。

私(合田)は、

「それは、○○さんが経営もうまくいっていて、

余裕もあるからそうおっしゃるんだろ!?」

と思っていましたが、

どうやら、ほんとに

「遊んで、異業種から学んで、無関係こそ全力」

で生きていらっしゃるようなのです。

 

■これはどういうことかというと、

「セルフ1」=自意識を緩め、

「セルフ2」=ゆったりとした心身パフォーマンス

を活性化するには、

「てきとー」「不真面目」「遊ぶ」のが、

一見遠回りに見えて、実は1番効果があるから、

という極めてまっとうで真面目なアドバイスだったことが、

ようやく、私(合田)にも少しずつわかってきました(泣)

ほんとだったのかと(笑)

 

■読者のみなさんは、

「セルフ1」と「セルフ2」をうまく切り替えられていますか?

「セルフ1」を「セルフ2」に切り替える、

▲ことば

▲映像

▲呼吸・身体動作

▲キャディにあたる存在

がいますか?

 

「セルフ1」を黙らせた人は、一見「てきとー」で「不真面目」に見える

・サマリー

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━

【Street & Book Smart Summary】┃
┃                ┃
┃■「セルフ2」が活性化すると  ┃ 

┃一見して、           ┃ 

┃▲てきとー           ┃

┃▲不真面目           ┃

┃▲遊んでいるように       ┃

┃見える             ┃

 

┃■「セルフ1」を沈め、      ┃

┃「セルフ2」を活性化するには、  ┃

┃▲「遊ぶ」           ┃

┃▲「異業種から学ぶ」      ┃

┃▲「無関係なことを全力でやる」 ┃

┃ということを全力でやることが    ┃

┃一見遠回りに見えて、      ┃

┃実は切り替えにとって必要不可欠な┃

┃「最短ルート」なのではないか   ┃

┃━━━━━━━━━━━━━━━━┃

━━━━━
┃発行者: (合田啓作)
┃お問い合わせ先:keisakugoda@icloud.com

┃Copyright(c) ’16-‘Keisaku GODA All rights reserved.

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━