平成29年3月25日 Street & Book Smart 71号
■【ブレーキとアクセルは同時に踏めない】
合田啓作(ごうだけいさく) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<Street & Book Smart& Highlight(ハイライト)>
1.『すべての教育は「洗脳」である』堀江貴文・著
引用と書評
2.ブレーキとアクセルは同時に踏めない
3. ブレーキとアクセルは同時に踏めない
・サマリー
今回のメルマガは上記のような構成です。
お時間のない方は、ご興味のある箇所からどうぞ!
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■読者の皆さん、
お元気ですか?
今日は午前中から娘と一緒に縄跳び、
息子と一緒にフリスビーをして遊びました。
かつては公園でも思いっきり
人見知りっぷりを発揮していたのですが(汗)、
やっぱり場数と慣れなんでしょう、
最近は公園でも全く自然に子どもと遊べるようになってきました(笑)
その証拠は?だって(笑)?
いや、普通に小学生男子や女子に
話しかけられるようになったからですよ(笑)
今日は時間があったので色々読書。
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1.『すべての教育は「洗脳」である』
堀江貴文氏・著
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■以下、一部引用します。
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□「やりたい、動き出したい気持ちはある。
右足はなんとなくアクセルペダルを踏んでいる。
でも同時に、左足でブレーキペダルをベタ踏みしている。
しかし、そのことに気づけない。
我慢が習慣化しているからだ。
学校教育が作り出すのは、
こうした無自覚の習慣に他ならない。」
□「5割や6割、下手をすると7割以上の知識が
「役に立たなかった」のではないだろうか。
それも当然だ。
学校が教えることの9割は「知識」ではないからだ。
学校にとっては知識など、
添え物程度の意味しかない。
学校はただ、
ゆがみきった「常識」を植え付けるために
存在する機関なのである。
□「歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリは、
その著者『サピエンス全史』の中で、
人間がこんなにも進化したのは、
人間にはフィクションを作り、
大勢で共有する能力があったからだと論じている。
たとえば信仰というフィクションを共有できれば、
初めて会う人間同士でも、
「同じ神様を信じている仲間」だから、
仲良く手を取り合える。
「あいつらは悪しき民族で、存在すべきではない」
というフィクションを共有できれば、
力を合わせて大量殺戮だって成し遂げられる。
□「既存のレールに乗ることの無意味さには、
とっくに気づいている。
でも、自分でハンドルを握るには至っていない。
自分は何がやりたいのか、
何になら夢中になれるのかがわからない。
そんな「自分探し」状態にある人たちを、
僕は大勢見てきた。
彼らは必死に自己啓発書を読み漁り、
ビジネスセミナーに通い、
異業種交流会や資格スクールに参加する。
しかし、どれも実を結ばないまま、
あれでもない、これでもない、
といつまでも自分探しにあけくれる。
なぜか?
何にも没頭できていないからだ。
没頭できるものが見つからない理由を、
彼ら自身はこう話す。
やりたいことをやるためのお金がないから。
才能がないから。
性格が冷めているから。
勉強ができなかったからだ。
周囲の理解が足りないから。
どれも大間違いだ。
没頭する対象なんて、
その気になればいくらでも見つかる。
あなただってきっと、すでに出会っている。
でも、自分で自分にブレーキをかけているのだ。
「こんなの、できっこない」と。
どうしてわざわざ自分にブレーキをかけるのか?
答えは簡単だ。
「学校」でそう洗脳されたからである。
学校は、あの手この手を使って、
子どもたちの欲望にブレーキをかけさせる。」
□「僕が言う「学び」とは、没頭のことだ。
脇目もふらずに没頭し、
がむしゃらに取り組める体験のすべてが
「学び」だと僕は思っている。」
□「いくら「お勉強」をしても、
「自分で行き先を決める生き方」
にはたどり着けない。
「お勉強」で身につくのは、
敷かれたレールに乗る習慣だけだ。
その習慣が身についてしまった人は、
1ケ月後のテストや解くべき問題集が机の上になければ、
自ら何かを学ぶことはないだろう。
なぜなら、彼らが目的としているのは、
「与えられた課題をこなし、大人に認められること」
だけだからである。
でも、「学び」を楽しんでいる人は違う。
没頭している人にとっては、
正解が見つからないことも、
自ら動かなければ取り組むべき課題が見つからないことも、
没頭する対象がある限り
すべては「楽しい」ことだ。
だから、彼らは好んで暗中模索を、
試行錯誤を繰り返す。
つまり没頭は、人を立ち止まらせないのだ。
常に人を前へ前へと押し出し、
新しい体験をつかませようとする。」
□「学びとは、知の地平線を拡大する、
つまりイノベーションを起こしていく過程そのものなのだ。
それは当然、
「自分の進むべきルートを自分で作り出す」
こととも重なる。」
□「親、教師、世間の大人たち。
これらの人々は、
子どもや若者の「没頭」を極端に嫌う。
「没頭」とは欲望の解放であり
欲望はコントロールできない、
という理屈からだ。」
□「禁止のルールを十分に身につけた子どもたちは、
晴れて常識人として、
そして凡庸なジェネラリストとして
社会に出ていくことになる。
そして彼らは、
大人になってからも
自分で自分にブレーキをかけ続けてしまうのだ。」
□「人は、興味の持てないことをやらされている時には、
さっさと片付けることだけを考え、
問題意識を持ったり、
それについていちいち調べたりしない。
のめりこんでいる人だけが、
目の前のものを真剣に見つめ、
それについて多角的に考える。
自分から手足を動かし、
自分の頭で考えるからこそ、
湧き出た疑問について貪欲に探求できるのだ。」
□「希少性は
「要素タグの掛け合わせ」によって
生み出せる、ということだ。
例)在日外国人×IT企業役員×お笑いタレント=厚切りジェイソン
起業×女子高生×社長2世=椎木里佳」
『すべての教育は「洗脳」である』
堀江貴文氏・著
——————————
(ここまで)
■学校の先生方が読んだら怒り狂うような、
まさに「堀江節炸裂」といった様相でした(笑)
■若い人で堀江さんを好きな人は多いですよね。
堀江さんの言う「タグ」で考えてみると、
【久留米付設・東大中退】×【起業家】×【実刑・収監】
というタグに加えて、
【断言する】×【極論を臆せず言い切る】という文体が、
大きく影響しているように私(合田)は感じます。
■この本のキーワードは、
▲教育=洗脳
▲学び=没頭
▲欲望=解放して正直になることが重要
▲ブレーキを緩め、外し、アクセルを(徐々に)踏んでいく
と読みました。
長くなりそうなので、以下続けます。
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■それでは、
「今日のStreet & Book Smart; Highlight(ハイライト) 」
(教育やビジネスにおいて、
をどうぞ。
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2. ブレーキとアクセルは同時に踏めない
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■私(合田)も、お世話になっている先輩経営者から、
全く同様のことを指摘されたことがあります。
以下、引用します。
(ここから)
——————————
(ここまで)
■いかがでしょうか。
堀江さんの本で引用した内容と、
全く同内容を私(合田)も指摘されているのが、
おわかり頂けたでしょうか(汗)
■その後、予備校や教室で生徒さんと接したり、
個別コンサルティングを通して悩みと接したり、
読者の方から寄せられる声を拝読する中で、
多くの方が悩み、かつ気持ち悪さを感じている正体は、
10中8~9この、
「ブレーキを踏みながら同時にアクセルを踏もうとしている」
ことだと気づくようになりました。
■例えば、
▲変わりたい(アクセル)でも、失敗するのが怖い(ブレーキ)
▲○○大学に行きたい(アクセル)でも、落ちて周りからバカにされるのが嫌(ブレーキ)
▲転職してもっと稼ぎたい(アクセル)でも、今の環境を失うのが嫌(ブレーキ)
▲本当にやりたいことは△△であることはわかっている(アクセル)、
でも△△を行動に移すと今持っているものを失う可能性がある(ブレーキ)
▲結婚したい(アクセル)でも1人で自由になる時間やお金はこのままがいい(ブレーキ)
▲本当は□□がしたい(アクセル)でも代々続く医師の家系で医師になるしかない(ブレーキ)
といった具合です。
■偉そうに指摘する私(合田)も既に引用したように、
先輩経営者から指摘されるまでは気付かなかったので、
「アクセル」と「ブレーキ」、
言い換えれば、「何かをやりたい」と「失いたくない」、
という2つを天秤にかけたとき、
私(合田)を含めた多くの方は、
「失いたくない」というブレーキの方が勝るのだと思います。
■厄介なのは、
堀江さんも指摘しているように、
「失いたくない」と思っているものは、
洗脳や習慣によって思い込まされているだけ、
のことが多いことですよね。
■例えば、
私(合田)は中学のとき、
▲バレー部
▲バスケ部
▲バレー部
と部活をいわゆる「出戻り」した訳ですが、
このとき、どれだけ同級生や先生に批判されたかわかりません(泣)
ここで批判のベースにある価値観は、
「部活は3年間、同じものを続けなければならない」
「部活を辞めて、戻るなんて言語同断である」
といった価値観ですよね。
そして、共に別に何か根拠があるわけではないので、
ある種の「洗脳」でしょう。
■例えば、
▲早稲田・政経学部
▲東大・工学系
に進んだとき、
周囲の仲間や教授陣から、
「政経から東大・工に行くのは君が史上初だ」
とか、
「なんで工学部?」
とか言われましたが、
この前提にあるのも、
「普通、文系から理系に行くことはない」
という根拠のない洗脳でしょう。
■つまり、
往往にして「失いたくない」と思っているものは、
こうして洗脳され、思い込まされているに過ぎない、
ということがほとんどであることを、
私(合田)は経験上学びました。
学んでいるにもかかわらず、
先輩経営者からは指摘されてしまう訳ですから、
それはそれは根深いですよね。。。
■私もかつて書いたことがありますが、
家族代々続く価値観は、
とりわけこの洗脳の純度が高いです。
それを私(合田)が痛感した例として、
実は大学時代数年間、
精神科の入院病棟で夜勤をしていたのですが、
1度退院された患者さんが数ヶ月で再び戻り、
その後退院された患者さんがまた戻り、
という事例を何度も目にしました。
素人目線で感じたのは、
原因は患者さん本人だけでなく、
家族にもあるということ。
どれだけ患者さんが隔離された病院で、
安全と安心を確保された上で良くなったとしても、
家族のもとに戻れば、家族は変わらない。
何の価値観の変化もない。
そして、1番繊細なその患者さんが影響をモロにくらい、
まるでスケープゴートになるかのように、
入退院を繰り返す、という光景です。
1番治療が必要な家族は、
「普通」の顔をして暮らしていますから、
それはそれは手に負えない、
こんな治療に何の意味があるんだろう?
と痛感したのを覚えています。
■では、どうすればブレーキを外せるのか?
堀江さんが指摘する「没頭」。
これは最強でしょう。
ただ、若い人のコンサルなどをやっていると、
「没頭すべき対象が見つからない」という人が多い。
堀江さんからすれば
「はああ!?お前、何言ってんの!?」でしょう(笑)
ただ、私(合田)はブレーキを指摘されたことがある人間なので、
それを外す過程について、
私(合田)が感じたいくつかポイントを挙げると、
▲経済的に自立する
▲営業・マーケティングといった、
集客や売り上げに直結する仕事を自分でできる
▲失敗しても泊めてくれる仲間がいる
▲失敗しても食糧を送ってくれる仲間がいる
▲あたまで考える時間よりも
実践・行動する時間の方が長く確保されている
▲常識や洗脳ではないレベルで、実体験として失敗経験がある
あたりが挙げられます。
学生が圧倒的に不利なのは、
「経済的に自立」しておらず、
「営業・マーケティング」を自分でできない点ですよね。
■「常識や洗脳ではないレベルで、実体験として失敗経験がある」
はどういうことかというと、
23歳くらいのとき、私(合田)が気づいた1つの法則は、
「上手くいった人は肯定的な意見を、
上手くいかなかった人や経験のない人は否定的な意見を言う」
という法則があります(笑)
■例えば、
▲写真をやりたくて写真家になった人
は、写真家として生きて行く道筋や方法について肯定的な意見を言いますが、
▲写真が好きで、写真家になりたかったけど、
怖くて行動できずに諦めた人
は、決まって「好きなことで行けていける訳がない」
と否定的なことを言うんですよね。
これはもう、間違いなく過去の自分の正当化のために、
目の前の人の欲望や希望を否定し、
足を引っ張っているとしか思えません。
若い読者の皆さん、
くれぐれも相談する相手に気をつけて下さいね。
相談する相手の条件は、
▲実体験がある人
▲失敗も成功も経験した人
▲現在、その対象を続けている人
であり、間違っても、
身近にいるから、とかいう理由で、
▲行動しなかった人
▲知らないことについても批評家風に教えたがる人
に聞いてはなりません。
■読者の皆さん、
最後までお読み頂き有難うございました!
久々に読書を動線としてメルマガを書いてみました。
素敵な週末をお過ごし下さい!!!
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3.ブレーキとアクセルは同時に踏めない・サマリー
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【Street & Book Smart Summary】┃
┃ ┃
┃■多くの方が悩みの正体は、 ┃
┃「ブレーキを踏みながら ┃
┃同時にアクセルを踏もうとしている」┃
┃ことにある。 ┃
┃■「何かをやりたい」と ┃
┃「失いたくない」 ┃
┃を天秤にかけたとき、 ┃
┃「失いたくない」 ┃
┃というブレーキが勝る ┃
┃■「失いたくない」の多くは、 ┃
┃洗脳され、 ┃
┃思い込まされているに過ぎない ┃
┃■ブレーキを外すポイントは、 ┃
┃▲没頭して欲望解放 ┃
┃▲経済的自立 ┃
┃▲営業・マーケティングなど、 ┃
集客・売り上げを自分で上げられる┃
┃▲失敗しても ┃
泊めてくれる仲間がいる ┃
┃▲失敗しても ┃
食糧を送ってくれる仲間がいる ┃
┃▲あたまで考える時間よりも ┃
実践・行動時間の方が長い ┃
┃▲常識や洗脳ではないレベルで、 ┃
実体験として失敗経験がある ┃
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