70号・今の自分=過去・現在・未来の中でたまたま選ばれた1点

平成29年3月23日 Street & Book Smart 70号

■【初の著書創刊!!!東大・助教

岡村健太郎のStreet & Book Smart5号

ー今の自分=過去・現在・未来の中でたまたま選ばれた1点】

 合田啓作(ごうだけいさく)              ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<Street & Book Smart Highlight(ハイライト)>

1.初の著書創刊!!!東大・助教

岡村健太郎のStreet & Book Smart5号

2.今の自分=過去・現在・未来の中でたまたま選ばれた1点

3.今の自分=過去・現在・未来の中でたまたま選ばれた1点・サマリー

今回のメルマガは上記のような構成です。

お時間のない方は、ご興味のある箇所からどうぞ!

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■読者の皆さん、お元気ですか?

 私(合田)は妻の誕生日のため終日オフにし、

 ゆっくりと家族で過ごしました。

 

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1.初の著書創刊!東大・助教

岡村健太郎のStreet & Book Smart5号

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■岡村健太郎氏・バックナンバー

58号・良質な洗脳x柔軟なアンテナ/

61号・悉皆・網羅=量が質に転化する弱者の戦略

 

64号・どうやってロールモデルと出会ったのか?

67号エネルギーの総和を1つの対象に叩き込むには?

■岡村健太郎氏 プロフィール

http://www.shinlab.iis.u-tokyo.ac.jp/3-1members/03_member_okamura.html

1981年生まれ 兵庫県宝塚市出身

2000年3月 私立洛南高校 卒業

2004年3月 東京大学工学部建築学科 卒業

2007年3月 東京大学大学院工学系研究科 修士課程修了

2007年4月~2012年3月 シンクタンク勤務

2012年4月~平成26年3月 日本学術振興会特別研究員(DC2)

2014年3月 東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了、博士(工学)

2014年4月 東京大学生産技術研究所 助教(現職)

■研究テーマ

 近代を現代との関係のなかで常に更新されるべき時空間として捉え、

 建築史および都市史、災害史の観点から

 日本の近代を問い直したいと考えている。

 博士論文では、

 東日本大震災の被災地(岩手県大槌町)を対象とし、

 近代以降における災害復興政策と

 集落変容の実態を明らかにした。

 現在も、

 継続的に三陸沿岸集落を対象とした研究を進めている。

 また近年は、自邸にて使用した焼杉の研究も行っている。

■建築作品

・岡村智子+岡村健太郎「向原の家」2015年竣工

(ここから)

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Q20(合田)

ぶっちゃけ、

「三陸」の研究って意味あんの(笑)?

A20(岡村氏・以下敬称略)

歴史研究ってそもそも日陰で、

生産技術研究所にいるわりに、

生産しているわけでもないし、

技術があるわけではなく、

非常に弱い立場なんですよ。

日本が高度経済成長していれば、

歴史研究をしている人を食わせる余裕もあったんだろうけど、

今は、歴史研究者自身が

「歴史の存在価値や意味」

をアピールしないといけない。

だから、一応自分の研究はこんなに意味があります

という作文は用意します。

ただ、「意味があるかないか」は、

今の価値判断ではかられるんだけど、

未来永劫変わらない価値なんてありえないですよね。

今、自分がここに生きていたら、

今、ここにいる自分の軸で評価せざるを得ないんだけど、

フーコーの「系譜学」の考え方で言うと、

そもそも今ある自分というのは、

そうじゃなかったかもしれない数多くの自分の中から

たまたま選ばれた一つに過ぎないんですね。

(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ミシェル・フーコー

例えば、「岡村」であるには、

2の2乗の名前を1個選び、3つ捨てているじゃないですか。

今、ここにいる私が全てではないということを考えると、

歴史を考える意味もあるんじゃないかな。

三陸の研究をやるときに、

山口弥一郎という先達がいて、

2000年くらいに亡くなったんだけど、

1933年にあった「昭和三陸津波」の復興がテーマに

三陸津波後の現地を歩いたり、調査をしたりインタビューをしている地理学者なんですね。

これまではほぼ無名だったんだけど、

東日本大震災があって、急にスポットライトを浴びて、

東日本大震災が起きなければ、僕も彼の研究なんて知らなかっただろうし、

ニッチな研究者だったと思うんだけど、

東日本大震災が起きた途端に、

急に価値観が変わり、スポットライトを浴びた。

いつ、何が起こるかわからないということを思うと、

自分が信じる価値観に沿ってを研究することが大事ですよね。。

(参考・山口弥一郎氏 )

 

Q21(合田)

東大はぶっちゃけどうですか?

 

A21(岡村)

僕がいる生産技術研究所はとても特殊で、

年に数回授業とセンターや東大の試験監督をやるくらいで、

ほぼミッションはなく、フリーダムなんですよ(笑)

でも、それにも5年の期限があって、

助教としては、今3年目で、

あと2年で出ていかないといけない。

それまでに研究や教育の実績を積まないと、

次のステップに行けない。

次のステップに行ったとしても、

学生は減ってるけど、

研究者としての仕事は増えてるから、

東大ほどフリーダムということはない。

だから、今のうちから今後の「種」のようなものを蒔いて育てておかないと、

多分、次が苦しいんですよね。

なにより過酷な競争に備えて準備をしていないといけない。

だけど、去年東京に家を建ててしまってね(笑)

できれば、東京の近郊で働ければと思ってます。

歴史だけだと厳しいので、

災害などを絡めておくといいかなという打算もあります(笑)

今、大学で歴史を教えるだけのポストは減っているんだよね。 

 

Q22(合田)

では、メルマガ読者の方から出た、

追加の質問を2点お願いします。

まず、

「エネルギーの総和を

論文を書くという1点に注ぎ込むことだから、

他の欲を断ち切って1点に集中できるかどうか、

それだけだと思うね。」(岡村氏)

というコメントを

67号エネルギーの総和を1つの対象に叩き込むには?

で頂いたんだけど、

「どうやって欲を断ち切ったのか?

もっと言えば欲望のマネジメントをどうやったのか?」

という質問が出ました。

教えてもらえますか?

 

A22(岡村)

僕の場合、

「3年で博士論文を書かないと離婚する」

と妻からいわれ、

また子育てしながらで

毎日子供の送迎をしないといけなかったので、

欲を断ち切らざるを得なかったというのが実情です。

これだとあまり参考にならないかもしれないですが、

敢えて言えば

欲を断ち切らざるを得ない状況を無理やり作る

ということでしょうか。 

 

Q23(合田)

なるほど(笑)

生々しい回答を有難うございます。

では、次の読者からの質問で、

「過去の自分」に対して、

「変化・成長」をテーマにアドバイスをもらえますか?」

というのがありました。

以下、教えて頂けますか?

A23(岡村)

居心地がいい環境についつい長居しがちで、

そうなると成長のスピードも遅くなりがちなので、

意識して自分が身を置く環境を

定期的に変えるようにしてきました。

ただ、留学などもう少し、

自分にとって厳しい環境に身を置くことを

してもよかったかと思います。 

Q24(合田)

有難うございます!

では、最後に改めて自著のご紹介をお願いします!

http://amzn.to/2lt0ZsN

A24(岡村)

九州だと熊本で震災もあったし、

この本は、東日本大震災が起きるまでの歴史を書いているのね。

日本って、どこでも災害が起こりうるので、

潜在的な読者は全員(笑)。

特に都市を考える際には

災害や災害復興で重要なターニングポイントになる。

「復興」「都市」というキーワードに興味がある方や、

中に写真もかなり載ってますんで、

ちょっとでも「ピン」と来た方は是非!

http://amzn.to/2lt0ZsN

(合田)

岡村くん、有難うございました!!!

————————————————–

(岡村健太郎のStreet & Book Smartはここまで!)

■それでは、

 「今日のStreet & Book Smart Highlight(ハイライト) 」

(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)

 をどうぞ。

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2.初の著書創刊!岡村健太郎のStreet & Book Smart5号

ー今の自分=過去・現在・未来の中でたまたま選ばれた1点

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■今の自分の前に父と母=2名。

 父と母の前にそれぞれ祖父と祖母が2名ずつ計4名。

 祖父と祖母の前にさらに計8名。

 ここでわかるのが、2の自乗で人数が増えて行くということです。

 例えば、25年で1世代とカウントした場合、

 100年→4世代=2の4乗=直系の先祖数16人

 200年→8世代=2の8乗=直系の先祖数256人

 300年→12世代=2の12乗=直系の先祖数4,096

 400年→16世代=2の16乗=直系の先祖数65,536人

 500年→20世代=2の20乗=直系の先祖数1,048,576

  と、計算上とんでもない数値になりますよね(笑)

 

■岡村くんも、

「「岡村」であるには、

 2の2乗の名前を1個選び、3つ捨てている」

 と指摘しているように、

 かなり奇跡的な確率で、

▲今、

▲ここに、

▲この名前で、

 いることがわかります。

 例えば私(合田)の直近でも、

 母方の祖父は、

 第2次大戦末期に、

▲硫黄島だかアッツ島だかの船に乗る予定が、

 直前の健康診断により「痔」が発見され緊急入院。

 唯一、1人だけ助かり、船に乗った方は全員死亡。

▲そのまま8月9日小倉の病院に入院中、

 第一目的を小倉に原爆投下予定のB29が

 上空を数回通過したものの、

 たまたま視界が悪く被害を免れる。

 

 (もし小倉に落ちていたら、平地のため、

  戸畑・八幡・下関なども、

  被害にあったであろうと言われている)

 という偶然が重なって戦後まで生き延び、

 結果母が生まれています。

 

■直近でさえこんな状況ですから、

 第1次大戦、明治維新、関ヶ原の合戦、

 群雄割拠時代、などなど遡れば、

 キリがないレベルでの偶然が重なっているはずですよね。

 

■あるいは、私(合田)の過去のエポックな出来事を思い出しても、

▲もし、小学校入学時にそのまま東京にいたら

▲もし、高校入学時にそのまま長崎にいたら

▲もし、高校卒業後そのままフリーターを続けていたら

▲もし、早稲田に落ちていたら

▲もし、苗字が福田のままだったら

▲もし、大学院には行かずそのまま働いていたら

 などなど、無数に分岐点があり、

 とりわけ自分にとってリアルなのは、

 「もし、そのままフリーターを続けていたら」

 という項目です(汗)

 例えば、夜のコンビニに行くと、

 もう随分長いことフリーターをしているのだろう、

 という風貌の男性店員さんがいたりしますよね?

 ああいった方を見るたびに、

 「これは、オレだ!」と未だに思いますし、

 大学1年の頃、あまりに金がなく、

 「山崎パン」の工場で深夜連続11時間勤務という、

 まるで漫画『カイジ』の地下帝国のような環境で働いたため、

 いまだに「山崎パン」のトラックを見ると、

 「2度とあそこに戻りたくねぇ!」

 と心底思います(笑)

 

■岡村くんが5回のインタビューを介して教えてくれた、

 変化・成長の方程式は、

1良質な洗脳を受ける=洛南中高

2柔軟なアンテナを立てる=建築

3悉皆・網羅する=弱者の戦略

4ロールモデルに出会い、近くに身を置く

5一定期間、エネルギーの総和を1つの対象に叩き込む

6制約・厳しい環境に敢えて身を置く

7それをやる「内的必然性」に気づく

8自分の信念に基づきながら、

 結果として時代やタイミングと合致するよう微調整する

 というものでした。

 

■そして最後に岡村くんが述べてくれ、

 私(合田)の例を挙げたように、

 過去ー現在ー未来の時間軸の中で、

▲ありえた可能性(過去)

▲ありえる可能性(現在)

▲ありえるであろう可能性(未来)

 に対しても柔軟に自らを開くことができれば、

▲~べきである

▲~しなければならない

▲一般的には~だから

▲普通は~だから

▲今までやってきたことは~だから

▲経験がある業界は~だから

▲大学での選考は~だから

 といった「思い込み」や囚われ、

 常識といったものから少しでも自由になれるのではないでしょうか。

 

■改めて、岡村くん、

 貴重な変化・成長の方程式を教えて頂き、

 有難うございました!

 

■次回からは、

 在日ファンクというバンドのドラマーで、

 大学時代に一緒にバンド活動をやったこともある、

 永田真毅氏のインタビューです。

 http://zainichifunk.com/nagata/

 https://www.youtube.com/watch?v=s_WMpfDyrsw

 (軽トラックの荷台でドラム叩いてる人です)

 皆さん、乞うご期待!!! 

 

■読者の皆さん、

 改めて、書店などで是非岡村くんの新刊をご覧ください!

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◎メルマガ読者の方からのご感想

 個別コンサルティング顧客の方からのご感想の一部は

 こちらから。

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 以下、お気軽にご感想やご要望をお寄せ下さい!

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http://streetandbooksmart.com

 

 

3.今の自分=過去・現在・未来の中でたまたま選ばれた1点

・サマリー

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━

【Street & Book Smart Summary】  ┃

┃                 ┃

┃■過去ー現在ー未来の時間軸の中で┃

┃▲ありえた可能性(過去)    ┃

┃▲ありえる可能性(現在)    ┃

┃▲ありえるであろう可能性(未来)┃

┃に対し柔軟に開くことができれば ┃

┃▲~べきである         ┃

┃▲~しなければならない     ┃

┃▲一般的には~だから      ┃

┃▲普通は~だから        ┃

┃▲今までやってきたことは~だから┃

┃▲経験がある業界は~だから   ┃

┃▲大学での選考は~だから    ┃

┃ といった「思い込み」や囚われ、┃

┃ 常識といったものから     ┃

┃ 自由になれるのではないか   ┃

┃━━━━━━━━━━━━━━━━┃

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┃発行者        : (合田啓作)

┃お問い合わせ先  :keisakugoda@icloud.com

┃Copyright(c) ’16-‘Keisaku GODA All rights reserved.

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