16号納得も納得できないも誤差のうち


平成28年10月12日 Street & Book Smart 16号

■「納得も納得できないも誤差のうち」

合田啓作(ごうだけいさく)                  


<今日の活動ドキュメンタリー>

■朝から授業×4+夕方から授業+夜から自社教室にて遠隔映像授業


■ 今日は朝から授業、授業、授業、授業!!!

  その後、 夕方から現役生向けに授業をし、

  移動して夜から自社教室にて遠隔映像授業でした。

 

■ 合間に読書。

 今週は、ターゲットを技術×経営に絞り、

   メタップス代表の佐藤航陽の『未来に先回りする思考法』

 ドワンゴ代表の川上量生の『鈴木さんにも分かるネットの未来』

 を順に読了。

 先週読み進めていた、チェーンストア系創業者が生きてきた時代の文脈と、

 佐藤氏や川上氏、そして私(合田)が生きている文脈の不易流行を、

 両者の差分から確認しつつ、

 現在の文脈での「チェーンストア化」のポイントは何か?

 という切り口で思考実験を行っています。

 

■ 中でも、『未来に先回りする思考法』から一部引用。

 

□ 「人は、今目の前で起きていることからしか将来のことを考えることができません。

一方で、わずかながらではありますが、

驚くほどの先見性を発揮して大きな成果を上げる人もいます。

彼らは現在という「点」を見て考えるのではなく、

長い時間軸から社会の進化のパターンを捉え、

その流れを「線」としてつなげて、意思決定をしています

 

□「両者を分けているのは、パターンを認識する能力です。

彼らは総じてテクノロジーに理解が深く、

経済、人の感情など複数の要素を把握し、

社会が変化するパターンを見抜くことに長けていました」

 

□「自分の考える世の中のメカニズムに対する仮説が正しければ

すぐ数字に反映され、

間違っていれば企業として衰退し、滅びます。

ビジネスは、自らの社会のパターンに対する考察を検証する上で

最もシビアなツールです

 

□「個別具体の予測は、現代の私たちにはできません。

しかし、どのような技術が登場して、

政治や経済のシステム全体がどのように進化していくか、

というパターンを把握することは可能です」

 

□「人間が、目の前で起きている現状だけを見て、

近視眼的に新しいものを否定することも、

繰り返し観察されるパターンです」

 

□「目の前にある新しいサービスやプロダクトを否定する割には、

まだ実現すらしていない新しいテクノロジーに過度に期待するというのも、

同じく繰り返されてきたパターンです」

 

□「アイデア自体は、将来における「点」なのです。

そのときは突拍子もないように思えても、

時間の経過とともに、

技術面や価格面でのブレイクスルーによってピースが埋まっていき、

いつかどこかで進化の「線」に取り込まれます。

多くの人がこのタイミングを見誤るということ自体もまた、

歴史に通底するパターンのひとつなのです」

 

□「最も安く、最も速く、最も快適に、

最適化されたサービスを提供し、

ニーズを満たすことが求められます。

「ユーザーが望むニーズ」と「現在の技術で実現できること」の

接合点を突き詰めていけば、そこにバラエティはあまりなく、

多くの場合その未来像は似たものにならざるをえません

 

□「社会に必要とされていないものを提供しようとする試みほど

報われない努力はない」

 

□「インターネットは近代に引かれた様々な境界線を「溶かす」

 

■ 佐藤氏も川上氏も、

 個別具体的な技術の理解に基づきつつ、

 そこからの歴史観の展開が圧巻です。

 

■冒頭の、現在の文脈での「チェーンストア化」のポイントは何か?

 という問いへの最適解は、

 実験と行動を繰り返さなければ出ないですが、

 大まかな仮説として、

 【再現性の追求と洗練】×【大量コピー】

 の段階でとどまっていたのがチェーンストア理論、

 【再現性の追求と洗練】×【安価に大量コピー】×【個別カスタマイズ】が可能になり、

 技術的に安価になったコストを、

 【個別カスタマイズ】=顧客サービスと満足に振り分けられるか、

 というところにポイントがあると考えながら読みました。

  http://amzn.to/2eq2pDO

 

■それでは、

 「今週のStreet & Book Smart  Highlight(ハイライト) 」

(教育やビジネスにおいて、最高の結果を発揮するための重要ポイント)

 をどうぞ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<Street & Book Smart  Highlight(ハイライト)>

【納得も納得できないも誤差のうち】

───────────────────────────────────

□「人間が、目の前で起きている現状だけを見て、

近視眼的に新しいものを否定することも、

繰り返し観察されるパターンです」

 

■佐藤氏の上記の言葉は、教育現場でも大量にあてはまる事例があります。

 以下、一部過去の生徒さんの声を引用すると、

(ここから)


Q.(合田) Oくんは「2~3回で慣れた」とありましたが、

新しい技術を習得するには大きな個人差があると感じています。

それは科目を問わずそう言えるでしょう。

ここからは仮説でかまわないのですが、

「君が早かった理由・原因とそうでなかった人との違い」について、

自由に教えてもらえますか?

A.(Oくん)

僕が慣れるのにそれほど時間を要さなかった理由に、

それまでに問題を解く際の型が無かったことがあると思います。

それまで、僕は感覚に頼って問題を解く傾向があり、

合田先生のアプローチ法を取り入れて少し実践してみたところ、

良い感触がありました。

数回繰り返すことですんなり体に染み付いたと思います。

慣れるのに時間がかかるタイプとしては、

1既に自分の型(自己流、感覚で解くタイプを含む)が存在していたが捨てられない人、

2経験が無いことに対して、

戸惑いを覚えたり、受け容れ難く感じたりした人、

3実践しなかったり、

授業を受け身の姿勢で臨んだりする人、

4元々、基本事項を知らない(例えば譲歩の意味を知らないなど)人がいると思います。

(Oさま・京都大学・工学部)


 (ここまで)

(ここから)


Q.(合田)「習得まで1ケ月かかった」とあったけど、

Tさんから見ていて、同じ授業を受けていても、

習得期間に個人差が出る原因として感じたことや観察でわかったことを教えてもらえる?

A.(Tさん)

私の場合、前年に点数を取れてたわけじゃなかったので、

やり方変えて点数落ちる心配がそもそも無かったことが大きかったと思います笑

いい事なのか悪いことなのかは微妙ですけど、

授業とか質問する中で、

合田先生が想像以上に本当にざっくりしか読んでないってことに感じて(笑)、

大雑把に言葉をおうだけになって特に小説は成長したかなっと思います。

でも結構これは勇気が私的には必要だったのでした^^;

今ほど読んで理解した上での答えじゃないというか、

意味が分かってないのに答えだしてる感も正直あって、

正解してても、たまたま合ってるだけじゃないかなっていう感覚があったからで、

これは結構他の友人とも共感してたかなって思います(笑)

でも私は確率的に合う率が高かったので割り切りました笑

もうそこの差かなって気がします笑

(Tさま・大阪大学・工学部)


(ここまで)

(ここから)


Q.(合田)なぜ、キミのように技術を受け入れる人、受け入れない人、

さらに使いこなせる人と使いこなせない人が出てしまうのか?

A.(Mくん)

うーん、難しい質問ですね(笑)

私が受講していた周りの友達の話を聞く限りでは、

どうも中途半端に出来る人ほど意固地なプライドがあるようです。

また、センスが重要だと考えている人もいます。

性格によるところもあるのでしょうが、

プライドをズタズタにしてそれでも付いてくる人が受け入れると思います。

使いこなせるかどうかは使おうとする意識ではないでしょうか。

私は学校の先生に怪しい目で見られようと、

先生の技術が書かれたプリントを常に横に置いて使い続けました。

(Mさま・早稲田大学・法学部)


 (ここまで)

■ 上記に引用させて頂いた生徒さんの声を見て、

 「近視眼的に新しいものを否定する」ことなく受容できる方の特徴を見ると、

▲それまでに問題を解く際の型が無い

▲前年に点数を取れてたわけじゃなかったので、

やり方変えて点数落ちる心配がそもそも無い

▲意味を完全にわかっていなくても、確率的な成果を見て技術を取り入れる

▲意固地なプライドがない

 という共通点が浮かび上がってきました。

 

  今日も、授業の合間に生徒さんと以下のようなやりとりをしました。

Q.(生徒さん)

「文章を読んでいて納得できないと、

立ち止まって何度も同じところを読んでしまうのですが、

どうすればいいですか?」

A.(合田)

「わからないところが出てきて納得できなくても、

結局、テーマ+結論やモチーフは変わらないし、

ずっと同じことを言っているから、

納得できる、できないに関係なく、

証拠と論理に基づいて解いて下さい!」

 

■ 今日のやりとりで生徒さんに伝えたことは、

 現在、そのまま私(合田)にも当てはまります。

 新しいロールモデルを指標に学びを開始するときも、

 新しい仮説を実験として検証するときも、

 新しい小さな変化を日常にとりいれるときも、

 自分の「狭い経験と理解とストライクゾーン」で、

 納得できるかできないか、なんて誤差のうち。

 

納得できるかできないか、なんていう誤差以上に大事なのが、

▲強烈に憧れを持てるかどうか

▲感情が動くかどうか

▲やるべきではなく、やりたいと感じられるかどうか

▲巨大・圧巻・圧倒的目標から逆算して必要かどうか

▲納得という主観を越えて論理的に考え抜かれているかどうか

 だと、私(合田)は感じます。

 

  判断に迷った時、

 「納得できるかどうか」ではなく、

 「近視眼的に新しいものを否定する」のではなく、

 その「新しい」流れに乗ったとき、

 自分はどんな風に変化・成長できるのか?

 読者の皆さんは、「新しい流れを近視眼的に否定」せず、

 流れに乗っていますか?

 

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┃                  ┃

【Street & Book Smart Highlight】   

┃                  ┃

┃■目の前で起きている現状だけを見て、 ┃

                                                         

┃近視眼的に新しいものを否定することは┃

                                                         

┃繰り返し観察されるパターンである  ┃

                                                         

┃                  ┃

┃■ いい意味で型が無い        ┃

┃                  ┃

┃ 変なブレーキをそもそも踏まない  ┃

┃                  ┃

┃ 確率的な成果を見て技術を取り入れる┃

┃                  ┃

┃ 意固地なプライドがない      ┃

┃                  ┃

┃ ことは、新しい流れに乗るポイント ┃

┃                  ┃

┃                  ┃

┃ ■強烈に憧れを持てるかどうか    ┃

                                                         

┃  感情が動くかどうか                      

                                                         

┃  やるべきではなく、                      

                                                         

┃  やりたいと感じられるかどうか     

                                                         

┃  巨大・圧巻・圧倒的目標から         

                                                         

┃  逆算して必要かどうか                  

                                                         

┃  納得という主観を越えて               

                                                         

┃  論理的に考え抜かれているかどうか┃

                                                         

┃  が納得できるかどうか                  

                                                         

┃  以上に重要ではないか      ┃

                                                         

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┃発行者        : (合田啓作)

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